"Shade検索"Wiki

Shade8.5のShadeExplorer

ShadeExplorerで一番不満に思っていた、任意のフォルダ内の表面材質ファイルやイメージファイルを登録できないという問題は筆者の勘違いであることがわかりました。訂正させていただきます。どこが変わったかわかるよう、以前の文も残して打ち消し線で消しています。(2006/12/20管理人)

Shade8.5を購入して半年。いまだに使いこなせていない。本人の努力不足、年とって物覚えが悪くなったというのが主な理由だが、「Shadeが使いにくくなってきたということもあるのではないか」という思いも少しあった。
先日、Shade検索ページの掲示板でShadeExplorerで表面材質を登録する方法を知りたいという書き込みがあり、レスを書いたのだが、ShadeExplorerで表面材質を登録する、ただそれだけを説明するのに15行も費やしてしまった。そして、こんなに長々と説明しなければならない操作って、かなりわかりにくいのではないかと、あらためて思った。
よくできたインターフェースなら、説明がなくても直感的に操作できるだろうし、説明が必要だとしても、ひとことですむのではないか。

こうしたわかりにくさはShadeExplorerだけでなく、Shadeの随所に見られる。
基本的な骨組みはそのままに増改築を繰り返してきたために、そうならざるを得なかった部分もあるだろうが、ユーザーインターフェイスがまずいんじゃないかと思うこともたびたびある。
Shade全体については、すべての機能を使いこなしているわけでもないので、とりあえずShadeExplorerで使いにくいと思った点をリストアップしてみたい。これによってShade全体に共通するユーザーインターフェイスの問題が浮かび上がってくる ・・・かもしれない。

ショートカットに登録できない


まず引っかかったのがShadeExplorerがショートカットに登録できなくなっているということ。大画面やデュアルモニターを使っている人ならともかく、ShadeExplorerは、頻繁に表示・非表示を切り替えるという使い方が多いのではないだろうか。出しっぱなしにしておくにはウインドウが大きい。素早く表示非表示を切り替えられるようショートカット登録は必須だと思う。
以前は登録できていたのにできなくなっているのは何らかの理由があるのだろうが、他のさほど使用頻度が高いとは思えないコマンドでショートカット登録できるようになっているものもあるので、このあたりの基準はどうなっているのだろうと思う。

ShadeExplorerを起動する方法は、表示メニュー−ShadeExplorerだけだが、ライブラリ的に使おうと思うと、たとえば表面材質は表面材質ウインドウ、背景は背景ウインドウからも呼び出せるようになっていた方が使いやすいのではないだろうか。せっかく統合パレットなるものもあるので、各設定ウインドウ共通の場所に「ライブラリ」ボタンなどがあって呼び出せるとわかりやすい。もちろん、表面材質ウインドウから呼び出した場合は表面材質タブがデフォルトになっている必要がある。
ついでにいうと、ShadeExplorerへのファイルの登録も、各設定ウインドウから行えた方が効率的だと思う。

サムネールが小さい


Shade6に比べるとサムネールがずいぶん小さくなった。より小さいサムネールも表示できるようになったのならいいが、大きく表示できなくなったのは個人的には困る。

レンダリングイメージの表示がやりにくい


ちょうどいいサイズのサムネールが表示できないので、個別にレンダリングイメージを表示させなければならない頻度が増えた。
ところが従来の、「サムネール上を右クリックでレンダリングイメージ表示」ができなくなっている。レンダリングイメージを表示させるためには、まず、ウインドウ上部の「情報」ボタンを押す。デフォルトではレンダリングイメージが隠れた状態になっているので、三角ボタンを押してやっとレンダリングイメージが表示される。

  1. カーソルをShadeExplorerウインドウ上部に移動する
  2. 「情報」ボタンをクリックする
  3. 三角ボタンをクリックする。

3手間もよけいにかかるようになってしまった。

前回の設定が記憶されない


また、レンダリングイメージの表示・非表示は記憶されないので、Shadeを再起動すると、前回表示させていても非表示になる。
表面材質タブで「すべて」以外を選択していた場合も、次回起動時は「すべて」がデフォルトになる。
Shadeはこのように記憶しておいて欲しい設定が記憶されない場合がけっこうある。Shade本体ではカメラウインドウの「立方体」「速度」など

形状データだけでなく、表面材質や背景イメージなども登録できるようになった。これによって、表面材質のライブラリから、サムネールで使用したいものを選び、サムネールダブルクリックで適用といった操作ができるようになった。(他のCGソフトでは以前からある機能ではあるが・・・)
これは大きな進歩だと思う。

!!!形状データと違う登録方法
タブの名前がわかりにくい。左から「カタログ」「形状」「表面材質」「背景」・・・と並んでいるが、この違いがわかりにくい。「カタログ」が従来からあるもので、ユーザーがファイル単位、フォルダ単位で形状データを登録できるものだ。カタログを編集する場合はウインドウ左上の三角ボタンを押して編集ウインドウを出す。これは他の設定ウインドウと共通するインターフェースなのでいいが、この三角ボタンは「カタログ」以外のタブを選択しているときでも選択できる。選択すると編集ウインドウが出る。
任意のフォルダを登録できない
このため、「表面材質」や「背景」も従来のように編集できるものと思ってしまうが、実際は編集できない。編集ウインドウをよく見ると編集ウインドウ内のアクティブなタブが「カタログ」に戻っている。メインウインドウに表示されるサムネールも「カタログ」のものに変わっているのだが、その前に「表面材質」タブを選んでいたら、表面材質を編集するウインドウが出たものと勘違いしやすい。
結局、形状データ以外の表面材質ファイルやイメージファイルは、任意のフォルダを参照してカタログを作ることはできない。できた方が便利だと思うのだがなぜかできない。できないことも困るが、できないのに、ShadeExplorer上での見た目は全く一緒なので、同じように登録できるものだと勘違いしやすい。
カタログ作成時に現れる新規作成ダイアログの「カタログ」プルダウンメニューでShadeカタログ以外にも表面材質カタログ、イメージカタログ、背景カタログ、サウンドカタログが選べる。さんざんいじった末に気づかなかったのだが、このインターフェースは特にわかりにくいとはいえない(^^;;
カタログタブ以外のタブについては、新たに機能が追加されたと思えばいいだろう。
表面材質やイメージファイルを登録するには、Shadeがインストールされたフォルダ内にある「Object」「Surface」「Image」「Sound」フォルダ内に各ファイルを入れる必要がある。確かに以前のカタログ登録方法もわかりやすいとはいえなかったが、なぜこのように誤解を招くようなことをしてまで仕様を変更したのだろう。スクリプトやプラグインと同じように、関連ファイルはすべてShadeインストールフォルダにまとめた方がわかりやすいと思ったのだろうか。
この方式にしたため、各フォルダにファイルを入れただけではダメで、「更新」ボタンを押さないとカタログに反映されない。これはある意味やむを得ないだろう。ファイル名を表示さえすればいいスクリプトメニューなどと違って、ShadeExplorerの場合はファイルの中に含まれている情報を表示しなければならない。カタログに表示される情報を各ファイルから取り出すにはある程度の時間がかかり、これをShadeやShadeExplorer起動のたびに再読込していたのでは起動に時間がかかる。素早く表示できるよう、ShadeExplorer表示用のカタログファイルをどこかに作り、「更新」ボタンを押したときだけ、このカタログファイルが更新されるようになっているのだと思う。

更新に時間がかかる


「更新」ボタンを押した際、表面材質タブを選択していた場合、Surfaceフォルダすべてを再スキャンしてしまう。表面材質タブを選び、ポップアップで「すべて」以外を選んでいる場合は、そのグループ(サブフォルダ)内だけが更新されることを期待してしまうが、他のサブフォルダも含めたSurfaceフォルダ内全部を更新してしまう。全部再読込するから当然時間もかかる。素早く表示できるようにカタログファイルを作ったはずが、データを1個追加するたびに更新で長い間待たされるというのはどうだろう。表面材質やイメージを追加する際、普通1個ずつ追加するのではないだろうか。

もう少し素早く更新できる工夫が必要だと思う。新規にSurfaceフォルダに表面材質ファイルを入れて登録した場合も、そのあと何も変更せずに更新ボタンを押した場合もほぼ同じ時間更新にかかっているようだ。馬鹿正直にすべてのファイルを読み込み直しているのではないか。たとえば、カタログファイルにまだ取り込まれていないファイルだけを読み込むとか、同じファイルが取り込まれている場合は、更新日時が新しいものだけ読み込むなど工夫するとずいぶん更新時間も短縮できると思うのだが。

表面材質ウインドウで表面材質ファイルを任意のフォルダに保存するときに、カタログファイルを更新するというのがいちばんわかりやすくてスピーディーに実行できて問題がないと思うのだが・・・

以上についてはやはり改善を期待したいが、任意のフォルダ内の表面材質ファイルやイメージファイルも登録できるとなると、そちらを使うことが多いだろうから、絶対まずいというほどではなくなった。

ついでにいうと、以前はファイル1個ずつについて内容を更新できていたと思うのだが、カタログについてもファイル1個ずつの更新はできなくなっているようだ。さすがに全カタログファイルではなく、各カタログごとに更新されるようだが、それにしても以前に比べて時間がかかるようになった。


こうしたファイルをどうやって保存するかという仕様は、そうコロコロ変更されても困るが、現在の保存方式は変更する必要があるのではないか。

表面材質のサムネールが表示されない


ShadeExplorerから表面材質やイメージファイルを読み込むメリットはサムネールが表示されることだ。(イメージファイルなどは読み込みダイアログでファイルのサムネイルを表示できる場合もあるが、通常はサムネールは表示されない)
ファイル名だけでは、それがどのような内容のデータを持っているのか読み込んでみるまでわからないが、サムネールが表示されると、容易に内容が推測できる。
したがって、ShadeExplorerに登録するからにはサムネールが表示されないと意味がないのだが、普通に表面材質ファイルをSurfaceフォルダ内に保存しただけでは、サムネールは表示されない。

  • 「表面材質の森」の表面材質をそのままファイルに書き出して登録した場合
    01.gif

    こんな状態で表示されてもなんの役にも立たない。
    ShadeExplorerの表面材質タブで表示されるサムネールは、表面材質ウインドウの上部サムネールのイメージタブに登録されている画像が使用されるようだ。従ってイメージタブが空の場合はShadeExplorerのサムネールも空になるということのようだ。
    02.gif

    イメージタブにサムネールを表示させるには、右クリック−読み込みでサムネールにしたい画像ファイルを読み込んだり、イメージ編集サムネールやイメージウインドウから画像をドラッグすればいい。このようにサムネールを表示してから表面材質ファイルとして保存すると、ShadeExplorerにもサムネールが表示されるようになる。これだけ手間をかければいいのだろうが、もっと簡単に登録できるようにならないものだろうか。たとえばイメージサムネールがない場合はプレビューやイメージ編集のサムネール、あるいはイメージウインドウのイメージで代用するとか。そうなるとShadeExplorerというより、表面材質ファイルのフォーマットの問題になってくるが・・・
    やはり、表面材質ウインドウなどの設定ウインドウとの連携が必要なのではないか。

ユーザーの立場に立ったユーザーインターフェイスを


それほど複雑なことをやっているとは思えないShadeExplorerでも、ちょっとさわっただけでユーザーインターフェイスにこれだけの疑問点が出てくる。そんな難しいことを要求しているつもりはない。ユーザーの立場に立って、わかりやすく、使いやすいインターフェイスにしてくれというだけである。実にシンプル・・・

ちゃんとユーザーテストを行っているのだろうかという疑問もあるが、すでに販売されているわけだから、より多くのユーザーからこうした疑問、苦情などはないのだろうか。
使えないわけではないし、小さいことだからいいかと思っているユーザーが多いと思う。
ShadeExplorerの使いにくさが、即Shadeそのものの評価を下げるわけではないと思うが、一事が万事である。同様の使いにくさがShade本体のあちらこちらにも見かけられる。小さな使いにくさの積み重ねがShade全体が使いにくいと感じさせてしまう。

かつてはわかりやすさ、使いやすさでは定評のあったShadeだけに、こうした小さな部分にも手を抜かずに作っていって欲しいと思う。

・・・とすでにShade9が発売されるという今頃になって、こんなことを書いているが、9が出たらそんなことはとうに解決してますよ。ということになっていればいいのだが。(2006/12/3 管理人)



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