久しぶりにDaphileのファームウェアがアップデートされた(version 22.12)。2年ぶりくらいのアップデートで、今回は珍しく機能追加がある。
ひとつはDaphileの設定のバックアップと復元ができるようになったこと。以前はライブラリのバックアップぐらいしかできなかったと思うが、SettingsメニューのBackupセクションに「Backup Settings」「Restore Settings」というボタンが追加された。「Backup Settings」ボタンを押すと、daphileという拡張子のついたファイルが保存されるが、このファイルに設定が保存されて「Restore Settings」でこのファイルを選ぶと設定が復元されるということだろう。保存されるファイルは数十kbくらいなので、インストールしたプラグインまで元の状態に戻るかは不明。
以前から行っている、ブートセクタ含めた起動メディアのバックアップのほうが間違いないかもしれない。

機能追加のもうひとつは「再生中」画面の追加。右下のRAM再生アイコンの隣に音符のついたアイコンが追加されているので、これをクリックするか<Daphileのアドレス>/nowplaying.htmlで再生画面を表示できるようになった。この画面を表示中に左右矢印キーで前の曲、次の曲に移動、スペースキーで一時停止/再開、ボリュームコントロールを有効にしている場合は上下キーで音量調整ができるようになった。Daphileはもともとショートカットキーに対応していなかったので、ちょっと便利になった。

このほかCDリッパー用にメタデータエディタも追加されたらしいが、これについてはCDリッパーを使っていないのでよくわからない。

その後1か月もしないうちにversion 23.01にアップデートされたが、これはベースとなっているLMSのアップデートや中国語の全文検索の不具合修正、Perlのバージョンアップデートなど割と地味目のアップデートのようだ。DaphileはPerlで書かれているらしい。