JPLAY 2018年06月14日 17:13 編集
サブネットマスクとはネットワークアドレスとホストアドレスを識別するための数値ということらしいがイマイチわかりにくい。名前からいってもネットワークを複数に分割したサブネットを特定するためのものと考えていいと思う。
たとえば192.168.2.35というIPアドレスに対して
255.255.255.0をサブネットマスクとして指定すると、192.168.2.0~192.168.2.255がサブネットとして特定される。このうち1番目の192.168.2.0はネットワークアドレス、最後の192.168.2.255はブロードキャストアドレスと呼ばれる特殊なIPアドレスなので、ホストに割り当てるIPアドレスとしては使用できない。使用可能なのはこの2個を除いた192.168.2.1~192.168.2.254の254個ということになる。
254個も必要ないという場合はサブネットマスクを変更すればもっと小さいサブネットを設定することも出来る。たとえばサブネットマスクを255.255.255.224にすると、
ネットワークアドレス 192.168.2.32
ブロードキャストアドレス 192.168.2.63
使用可能なIPアドレスは192.168.2.33~192.168.2.62の30個ということになる。
サブネットマスクの値によって指定されるサブネットで利用可能なIPの数が変わることになる。
サブネット計算PHPを書いてみた。
JPLAYのデュアルPCモードでは、コントロールPCとオーディオPC間だけのネットワークを作成する。それぞれに固定IPアドレスを割り当てるが、この2台の間のサブネットはこの2台だけが属するため、サブネットマスクは255.255.255.252で十分だ。
IPが192.168.2.1でサブネットマスク255.255.255.252とした場合、
ネットワークアドレス 192.168.2.0
利用可能IP 192.168.2.1 192.168.2.2
ブロードキャストアドレス 192.168.2.3
となるので、コントロールPCとオーディオPCそれぞれのIPv4プロパティは
IPアドレス192・168・2・1 サブネットマスク:255・255・255・252
IPアドレス192・168・2・2 サブネットマスク:255・255・255・252
と設定することになる。
サブネットマスクは通常255.255.255.0を指定することが多いが、この場合、利用可能IPは 192.168.2.1~192.168.2.254と254個になる。
実際に有効なIPアドレスは2個しかないのに、存在しない252個のIPを探してしまうことになる。通常のPC間のネットワーク設定ではこれで問題が発生することはないが、JPLAYの場合、極力無駄な作業を行わないことが音質向上に直結する。特にネットワーク処理の効率化が影響が大きいので、サブネットを必要最低限に切り詰めることは大きな意味がある。
コントロールPCがオーディオPCとの専用ネットワーク以外のネットワークにもつながっている場合、同じようにサブネットマスクで切り詰めることが可能だ。
たとえば、コントロールPCがネットワーク2につながっており、ネットワーク2内にあるNASやサポートPC上のライブラリやコントロールポイントを使用している場合、NASのIPアドレスが192.168.10.1、サポートPCのIPが192.168.10.2、コントロールポイントを実行するPCのIPアドレスが192.168.10.3で、それ以外に接続する必要がない場合、3個以上のIPアドレスが使用できれば事足りる。
この場合、サブネットマスクを255.255.255.248にすると、192.168.10.1~192.168.10.6まで6個ののIPアドレスが使用できるので、これで十分ということになる。コントロールPCがほかの192.168.10.7~192.168.10.254に無駄にアクセスすることがなくなる分コントロールPCの負担が減る。
たとえば192.168.2.35というIPアドレスに対して
255.255.255.0をサブネットマスクとして指定すると、192.168.2.0~192.168.2.255がサブネットとして特定される。このうち1番目の192.168.2.0はネットワークアドレス、最後の192.168.2.255はブロードキャストアドレスと呼ばれる特殊なIPアドレスなので、ホストに割り当てるIPアドレスとしては使用できない。使用可能なのはこの2個を除いた192.168.2.1~192.168.2.254の254個ということになる。
254個も必要ないという場合はサブネットマスクを変更すればもっと小さいサブネットを設定することも出来る。たとえばサブネットマスクを255.255.255.224にすると、
ネットワークアドレス 192.168.2.32
ブロードキャストアドレス 192.168.2.63
使用可能なIPアドレスは192.168.2.33~192.168.2.62の30個ということになる。
サブネットマスクの値によって指定されるサブネットで利用可能なIPの数が変わることになる。
サブネットマスク | 利用可能なIPアドレス |
---|---|
255.255.255.0 | 254個 |
255.255.255.128 | 126個 |
255.255.255.192 | 62個 |
255.255.255.224 | 30個 |
255.255.255.240 | 14個 |
255.255.255.248 | 6個 |
255.255.255.252 | 2個 |
サブネット計算PHPを書いてみた。
JPLAYのデュアルPCモードでは、コントロールPCとオーディオPC間だけのネットワークを作成する。それぞれに固定IPアドレスを割り当てるが、この2台の間のサブネットはこの2台だけが属するため、サブネットマスクは255.255.255.252で十分だ。
IPが192.168.2.1でサブネットマスク255.255.255.252とした場合、
ネットワークアドレス 192.168.2.0
利用可能IP 192.168.2.1 192.168.2.2
ブロードキャストアドレス 192.168.2.3
となるので、コントロールPCとオーディオPCそれぞれのIPv4プロパティは
IPアドレス192・168・2・1 サブネットマスク:255・255・255・252
IPアドレス192・168・2・2 サブネットマスク:255・255・255・252
と設定することになる。
サブネットマスクは通常255.255.255.0を指定することが多いが、この場合、利用可能IPは 192.168.2.1~192.168.2.254と254個になる。
実際に有効なIPアドレスは2個しかないのに、存在しない252個のIPを探してしまうことになる。通常のPC間のネットワーク設定ではこれで問題が発生することはないが、JPLAYの場合、極力無駄な作業を行わないことが音質向上に直結する。特にネットワーク処理の効率化が影響が大きいので、サブネットを必要最低限に切り詰めることは大きな意味がある。
コントロールPCがオーディオPCとの専用ネットワーク以外のネットワークにもつながっている場合、同じようにサブネットマスクで切り詰めることが可能だ。
たとえば、コントロールPCがネットワーク2につながっており、ネットワーク2内にあるNASやサポートPC上のライブラリやコントロールポイントを使用している場合、NASのIPアドレスが192.168.10.1、サポートPCのIPが192.168.10.2、コントロールポイントを実行するPCのIPアドレスが192.168.10.3で、それ以外に接続する必要がない場合、3個以上のIPアドレスが使用できれば事足りる。
この場合、サブネットマスクを255.255.255.248にすると、192.168.10.1~192.168.10.6まで6個ののIPアドレスが使用できるので、これで十分ということになる。コントロールPCがほかの192.168.10.7~192.168.10.254に無駄にアクセスすることがなくなる分コントロールPCの負担が減る。
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