パソコン 2009年04月20日 17:45   編集

電源が入らない!!


久しぶりに大きなトラブルに遭遇。

朝、会社に行ったら常時稼働しているはずのP5B-V@SOLOがダウンしている。ダウンしているというのはこれまでも何回かあったが、今回は起動しようとしても起動しない。BIOSどころかモニターにも何も映らないし、電源LEDもつかない。
ケースのふたを開けてみると、マザーボードの通電LEDは点灯している。マザーボードまで電気は来ているようだ。
電圧が低くなっていると起動しない場合があるので、電源コンセントの差し込みをいろいろ変えたり、壁に直接差してもみたが変わらない。全てのケーブルを外して1時間放置、内蔵電池交換、CMOSクリアとやってみたが、やはり起動しない。
ビデオカード、メモリを1個ずつ取り外してみてもやはり起動しない。
LANカードなど、拡張カードをすべて取り外してみたがそれでも起動しない。
最後にハードディスクやDVDドライブのSATAケーブル、さらにフロッピードライブのケーブルも全部外してみたが、やはり起動しない。
この時点で、原因はマザーボードか、電源しかないと判断した。(これが実は間違いだったのだが・・・)

早急に復旧しないと仕事に差し支えるが、私物のPCで、会社で契約している保守の対象にもしていないで、自分で何とかするしかない。
マザーボードか、電源の故障と判断したので、手っ取り早く新しいのに交換することにする。これを機会にCore i7に乗り換えようかとも考えたが、CPUまで交換するとさすがに出費がかさむので、P5B-Vと同じLGA775対応のボードにする。
近くのパソコンショップでギガバイトのGA-EP45-UD3R Rev.1.0(\13,880)と、恵安のKEP570W(\7,980)を購入。

組みたて


SOLOはマザーボードを外さないと、電源の取り外しができないので、先に電源のKEP570Wを取り付ける。今回のは570Wで前のAntecのは450Wだったので、多少は余裕が出るのかな。
マザーボードを取り付ける前に、先にCPUを取り付ける。ASUSのCPUクーラーArctic Squqreを使っていたので、一緒に移動する。CPUクーラーの取り付けかたは完全に忘れていたので、取説はやはり保存しておかないといけないと思った。CPUとクーラーの接触面に張り付いていたグリスは一応専用クリーナーできれいに拭き取った上で、新しいマザーボードに取り付ける。
ケース背面のIOパネルを交換し、GA-EP45-UD3Rを取り付ける。メモリをつけた状態で、起動テストをしてみたが、当然普通に起動する。

問題発生


これで、後はもとどおり接続すれば問題ないと思って、すべて接続してから電源ボタンを押してみると・・・ 起動しない!

やばい。ということは、起動しない原因は今回交換したマザーボード、電源以外にあって、今またそれをつないでしまったということだ。
マザーボード、電源以外には問題ないとさっき確認したはずなのに、なぜ?と思いつつひとつずつデバイスを外してみる。
LANカード外しても  起動しない
ビデオカード外しても  起動しない
フロッピーのケーブル外しても  起動しない。
ハードディスクのSATAケーブル外しても 起動しない。
DVDドライブのSATAケーブル外しても 起動しない。
フロントパネル用のUSBやIEEE1394コネクタのケーブルを抜いても  起動しない。
ということは、残るのはCPU? いや、しかしメモリだけ接続した状態でちゃんと起動したからCPUということはあり得ない。
マザーボードにつながっているものはもう何もないが、あと可能性があるとしたら電源ケーブルと思って、ハードディスクの電源ケーブルをひとつずつ外して起動テストしてみた。

1個目を外す   起動しない
2個目を外す   起動しない
3個目を外す   起動した!!

「おまえか!」思わず叫んでしまった。
HDT725032VLA360が犯人だった。

最初からHDT725032VLA360が原因とわかっていれば、マザーボードや電源を買う必要もなかったということになる。
最初の問題箇所の切り分けで、ハードディスクのSATAケーブルだけを外して良否をチェックしたのが失敗の原因ということだろう。ちなみに、4ピンの電源コネクタに電源ケーブルを差しても起動しなかった。いずれにしても使えないので廃棄することにする。幸いこのHDDはバックアップの保存にしか使っていなかったので、失ったデータはない。
手を抜いたせいで、余計な出費がかさんでしまったが、いい勉強になった。

教訓
問題切り分けの際は、手を抜かず、ひとつずつ確実にチェックする。

マザーボードへの接続で毎回一番手を焼くのが小さいピンが並んだコネクタ(ギガバイトではヘッダと説明されている)に細いケーブルを差し込む作業だ。
拡張カードやハードディスクの電源、SATAケーブルをつなぐ前なら、割とマザーボード上がすっきりしているのでそれほどでもないのだが、刺す場所を間違えて後で差し替えるとなると、他のケーブルが基盤上を覆ってしまったり、拡張カードで指を入れる隙間が亡くなってしまっていたりするので、かなりやりにくい。
LED表示や起動、リセットスイッチなどのフロントパネル関係はケースからのケーブルがそれぞれバラバラになっていて、1本ずつ刺さなければならないので特にやりにくい。
+-を間違えるとまずいのだが、ケースから出ているケーブルには+-が表記されていないので、案の定、HDDアクセスLEDのケーブルを逆に刺してしまったようだ。
それとSOLOの電源LED用ケーブルは3ピンだったのだが、マザーボードのコネクタの方は2ピンになっているので刺せなかった。3ピン→2ピンのコネクタがあればなんとかなると思うが。ケースファンについていたのがなかったっけ。
 ・・・と思ったら、フロントパネルコネクタのすぐ近くに電源LED用の3ピンコネクタがあった(^^;;

起動


トラブル原因のHDDを外して無事PCも起動。
これでP5B-V@SOLOではなく、GA-EP45@SOLOになったということか。

USBマウスとキーボードが使えないのでBIOSを見たら、無効になっていたので、有効にする。マザーボード付属のディスクからドライバ関係をインストールする。チップセットドライバやアプリケーションがあるが、とりあえずチップセットドライバだけインストールする。

マザーボードを変えたので、Windowsの再アクティベーションを求められるかなと思ったが、特に何もなかった。マザーボード以外は前と同じだからそんなものなのかな?
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