LPデジタル化計画 2010年08月26日 18:19   編集
SE-U55GXとDr.DAC2 DXをつないだ構成で録音を試してみたが、どうもうまくいかない。
24bit、96KHzの設定で録音しようとするのだが、再生してみると早回ししたような音になってしまう。Audacityのスピードの変更で再生スピードを落としてやると、45.9%ぐらいに再生スピードを落とすとまともに聞こえるようになった。
45.9%というと、96 : 44.1の関係だ。96KHzでサンプリングしたつもりが44.1KHzでしかサンプリングされていないようだ。

マニュアルを読むとDr.DAC2では、デジタル入力信号を無損失で録音できると書いてある。これはどういう意味だろう。
考えてみれば、Dr.DAC2は元々アナログ→デジタル変換はできない。ということはDr.DAC内ではサンプリングはできないので、44.1KHzで入った信号を96KHzに再サンプリングできるはずはないと考えた方が自然かもしれない。
入力は24bit 192KHzまで対応ということだが、これは元々192KHzでサンプリングされた信号を入力したら、それをアナログ化したり、そのまま通すことはできるという意味だろう。
Dr.DA2の光入力にはSE-U55GXからの光出力をつないでいるので、SE-U5GXからの出力が44.1KHzになっているということになる。U55GXは一応96KHz対応だが、サンプリング数はPCのアプリケーションで設定するようになっている。U55GX本体にはサンプリング数を指定するセレクタのようなものはない。現在の使用法ではU55GXはPCにはつないでいないので、PCからサンプリングフォーマットを指定することはできない。
それでもアナログ/デジタル変換ができているということは、デフォルトが44.1KHzで、その設定でサンプリングされているということか。

結局、Dr.DAC2を使った録音では44.1KHzでの録音しかできないということになる。96KHzで録音したいなら、SE-U55GXだけを使って録音するか、96KHzでサンプリングできるA/Dコンバータを追加する必要がある。もし、Dr.DAC2とつないで録音するなら、A/Dコンバータ本体でサンプリング数を指定できるようになっていないと、SE-U55GXを使った場合と同じ結果になってしまうかもしれない。

Dr.DAC2を購入したばかりなのに、さらに追加してA/Dコンバータを買う予算もないので、当面は現状の構成のままでいくしかないが、44.1KHzか96KHzどちらにしようか。少なくとも現状のオーディオ構成、私の耳でこの違いは聴き分けられない。
高サンプリングフォーマットもオーディオシステムがその高密度のデータをすべて再生できるならより高音質になるはずだが、多くのデータの処理が間に合わず遅延が発生したらかえって再生音質は劣化してしまうという説もある。

・・・とりあえず、残りのレコードについては44.1KHzでデジタル化するかな...
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