PCオーディオ オーディオ 2018年06月18日 12:04   編集

これまでほとんど行っていなかったオーディオの電源対策を行ってみた。
交流電源に混じっているノイズや電圧変動が音質に影響するので、良質の電源を確保するのが音質改善に不可欠とよく言われているが、ウチはほとんど対策らしいことはしていなかった。
どうせやるならノイズが混入しにくい単相200V電源の導入を考えたが、ウチはマンションなので、ブレイカーからオーディオルームまで200V電源を引こうとすると、廊下に電線を這わせてドアに穴も開ける必要がある。嫁から一発で却下された。
オーディオルームには最初からエアコン用200V電源がきているので、これを使うことも考えてみたが、エアコンとの共有は出来ない。夏場エアコンなしで乗り切る自信がないのでこれもあきらめた。結局従来の100V電源を使うしかないが、せめてアースを引くことにした。アースもブレーカーから引くと廊下にアース線を這わせなければならないので、オーディオルームにあるエアコンのコンセントから引くことにした。
エアコンのアースの抵抗値を測定してあまり良くなかったら庭にアース棒を打ち込んで取ることも検討したが、埋め立て地ではなかなかいいアースがとれないらしい。また抵抗値を測定するためにはやはりアース棒を一時的に打つ必要があり、けっこう費用がかかるらしいので、素直にエアコンのコンセントから取ることにした。
壁のコンセントはアース付きの3ピンタイプのものに交換した。工事は当然ブレーカーを落としてやるのかと思っていたら、「そのままでいいですよ」とのことだったので、エアコンも壁コンセントも電気が通ったままの作業だった。プロだから出来るのか?
作業は2時間くらい、料金はアース1メートルあたり3000円ということで、6メートルで1万8000円。

壁コンセントのアース工事と合わせてアイソレーション電源トランスの導入も検討していたのだが、メーカーに相談したところ、電源タップの導入だけでも十分な効果があるというアドバイスをもらったので、まずはオーディオ用電源タップを購入した。タップは6個口で、音質に影響しそうなパワーアンプ、コントロールPC、オーディオPC、DACへのバスパワー供給用DCアダプタ、HUBの電源をつないだ。
その効果だが、音の解像度が明らかに上がった。薄くかかっていたもやが消えてより細部が表現されるようになった。
JPLAYとは別のサポートPCからの音も改善されたので、電源対策の効果が大きいと思われる。

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