PCオーディオ 2020年03月02日 19:04   編集

これまで音量調整はパワーアンプのボリュームつまみでやっていたが、左右独立式のつまみを調整するのが面倒ということもあって音量調整できるDACに更新することにした。普通ならプリアンプで調整するところだろうが、今のところプリアンプを導入する余裕はない。PCで音量調整できるソフトも使っていない。
そこでDACということになるが、今オーディオ用で使っているDAC(Topping D10)は音量調整機能がない。先代のDAC Dr.DAC2は可能だが、DSDなどのハイレゾに対応していないので、メインのDACに使うのは難しい。DACを更新するのが手っ取り早いが、せっかく更新するなら、音量調整できるだけでなく音質的にもメリットがほしいところだ。しかしいちばんの問題は予算だ。 D10は本体は9,900円だったが、USBバスパワーで駆動するハンデをカバーするため、AC電源からとった電気をバスパワーに変換するBUSPOWER-PRO2(1万円)や電源無しのUSBケーブル(8,000円)などを追加しているのでトータルでは2万8,000円ぐらいしたことになる。

せっかく更新するのならもっと上のクラスを狙いたい気もするが、スピーカーの更新も控えているので、あまりかけたくない。結局候補にしたのはS.M.S.L SU-8(アマゾンで2万7000円)。割と評価の高いデコーダーボードES9038Q2Mを採用したDACで、ハイレゾにも対応している。オリオスペックのJPLAY再生システムに採用されているDACなので、JPLAYとの相性もいいかもしれない。
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現在使っているD10も出しているToppingの上位機種D50S(アマゾンで2万7500円)というのもES9038Q2M採用だが、DC電源で電源アダプタがついていないらしい(D10はDC電源もなくUSBバスパワー駆動だが)。SU-8はAC電源が使える。またバランス出力がついているというのもD50Sと違うところだ。パワーアンプのthomann S-75mk2はバランス入力があるので、活用しようと思えばできないことはないが、ラインセレクタでソースを切り換えている現状では普通のライン出力を使うしかないだろう。
D50SはJPLAY用DACとして推奨されているXMOS XU208が採用されているようだ。
どちらもリモコンがついていて、音量調整はリモコンで操作するらしい。
結局SU-8を購入した。
リモコンで操作するのは主に音量調整。最初効かないと焦ったが、最初にCボタンを押さないと動かないらしい。一度押せばその後は音量ボタンを押すだけで使えるようなので、特に面倒ということはない。
バランス出力の方が音がいいというレビューがあったので、バランス-ライン変換ケーブルを買ってつないでみる。確かにバランスの方がいい感じだが、サンプリングレートの違う曲の間、PCMとDSDの間などフォーマットの違う曲の間でブチッとノイズが発生する。ライン出力だと発生しないようだが何が違うのだろう。ギャップレス再生できるコントロールポイントを使ってもノイズが発生するので、ライン出力を使うことにする。

やはりDACでボリューム調整できるというのは快適だ。パワーアンプの左右独立ボリュームを触る必要がなくなったので、アンプの電源は基本入れっぱなしという運用になった。使っていないときの電気代はどれくらいなんだろう。しかしアンプのボリューム固定にすると、ボリュームコントロールのないD10が使いにくくなってしまった。

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