LPデジタル化計画 2012年01月06日 18:28   編集
自宅のPCにもWindows7を入れることにする。UltimateもProfessionalもほとんど値段が変わらなかったので、Ultimateを注文。

とりあえず、XPも残してデュアルブートできるようにしておきたいが、その場合、MBRが書き換えられる。
このMBRが思ってもいないような場所に作られていて、古くて調子の悪いHDDを交換したらOSが起動しなくなったというようなトラブルが何度かある。
そこで今回はOSのインストール先にMBRができるようにしたい。

OS起動までの流れを整理しておくと、
  1. BIOSが起動HDDの先頭にあるMBRを読み込み、ブートストラップローダを実行する。
  2. ブートストラップローダは起動フラグの立っているパーティションを探す。
  3. 起動フラグの立っているパーティションを見つけたら、その先頭セクタであるブートセクタからパーティション情報とIPLを読み込み、IPL(イニシャルプログラムローダ)を起動する。
    ネット上で調べてみたら、IPLについてはブートセクタ内に保存されているプログラムという説明と、NTLDRなどのようにOS固有のファイルシステムに従って保存されているOS起動プログラムのことという説明があった。どちらが本当なんだろう。
  4. IPLはハードディスク内にファイルとして保存されているプログラムを読み込み、起動する。
    XPの場合はNTLDRというOSローダを起動するが、Vistaや7の場合はBOOTMGRというOSローダを起動する。
    現在XPしかインストールしていないが、以前Windows7のベータ版をインストールしたことがあるので、BOOTMGRを起動するようになっているはずだ。
  5. そしてこのBOOTMGRからさらに他のOSローダも起動できる。ここに複数のOSローダを登録している場合は選択画面が現れるが、1個しかない場合は直接そのOSローダを起動する。
この状態で7をインストールすると、現在のMBRが上書きされ、・・・


・・・といろいろ考えたが、デュアルブートするなら結局そのままインストールするしかないようだ。
OSのアクセス速度を考えてSSDを新規購入した。
XPの方は、以前7のベータ版をインストールしたことがあるので、起動ドライブ内にBOOTMGRが存在する。
7のベータ版を削除したあと、EasyBCDでBOOTMGRからも7を消して選択できるOSはXPだけになっているので、起動時にブートマネージャーの画面が出ることはないが、BOOTMGRで起動していることには変わりないはずだ。
この状態で普通に、追加したSSDに7をインストールすれば、MBRはこれまで通りXP起動ディスクにあるものが使用され、BOOTMGRも7起動ディスクに新たに作られるのではなく、XP起動ドライブ内にあるBOOTMGRがそのまま使用されることになり、起動OS候補に7が追加される。
したがってXPをインストールしたディスクはそのままにしておかないと、7も起動できなくなってしまうことになるが、しばらくXPとのデュアルブート環境を維持するなら、こうせざるを得ないようだ。

無線LANアダプタが動かない


例によって横着してデバイス関係接続したままWindows7をインストールした。7の場合、OSに入っている標準のドライバが自動的にインストールされ、それで間に合ってしまうという場合も結構ある。
手動でインストールしたのは、HighPointのRAIDカードRocketRAID2314のドライバと、USB3.0増設カード、それと無線LANアダプタのドライバくらいだ。
ところがこの無線LANのドライバがなかなかうまくインストールできない。

バッファローのWLI-UC-G300HPというアダプタなのだが、接続した時点で自動的にWindows7のドライバがインストールされたようなのだが、これではうまく動かない。
アダプタに付属していたインストーラで再度インストールしても途中でフリーズし、うまくいかない。手動で標準のドライバを削除してアダプタを取り外し、インストール手順に従って再インストールしてみても結果は同じだ。
そんなに古いアダプタではないと思うのだが、バッファローのサポートサイトから最新版のWindows7対応のドライバをダウンロードしてインストールしてみても、やはり途中フリーズしてうまくいかない。
ネットで調べてみると、バッファローの無線アダプタは64bitに対応してないのが多いと聞いて愕然とする。いまどきそんなのありか。比較的64bitに対応しているのはプラネックスの製品らしい。
そういえば、以前Windows7のベータ版(64bit)をインストールしたときプラネックスの無線アダプタをつけていたのだが、ドライバをインストールしなくてもちゃんと動いたということがあった。
手持ちのプラネックスのアダプタはけっこう古くて速度もイマイチなので、できれば戻したくない。
さらにネットで調べてみると、ウチで使っているASUSのP7P55Dとは別のマザーボードだが、USB関連の不具合があるため、やはり無線LANのドライバがうまくインストールできず、BIOSをアップデートするとうまくいったというケースがあるようだ。
そういえばウチもデバイスマネージャーでUSB関連と思われる不明なデバイスがある。USBがうまく働いていないためUSB接続デバイスドライバのインストールがうまくいかないという可能性は大いにありそうだ。

ということで、BIOSをアップデートしてみたら、無事にWLI-UC-G300HPのドライバをインストールすることができた。
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