LPデジタル化計画 2009年04月20日 10:44   編集
24bit/96kHzで音声ファイルを保存していると、ディスク容量をどんどん食う。すぐに足りなくなってしまいそうなので、ハードディスクを追加することにした。
PC本体の内蔵ハードディスクの容量が少なく、データ保存はもっぱらUSB接続の外付けハードディスクを使っているが、すでに3個ぐらい種類の違うハードディスクが並んでPC周りがごちゃごちゃしている。ハードディスクケースか何かにまとめたい気もするが、とりあえず外付けのハードディスクを買うしかないか。
しかし、USBのコネクタはすでに使い切ってしまっているし、PC本体のUSBコネクタが少ないので3台のハードディスクはすべて同じUSBハブに挿している。これをさらにたこ足にするのもためらわれるので、USBよりアクセスが早いらしいeSATAのインターフェイスを追加してeSATA接続のハードディスクをつなぐことを検討してみる。PCIスロットは1個余っているし。
パソコンショップに行ってみると、eSATAだけでなく、内蔵HDD用のSATA追加カードや、eSATA、SATA両方追加できるタイプのものなどもある。
ん、内蔵で追加するというのも悪くないか・・・
と思って衝動的にバッファローのSATA、eSATA両方使えるタイプのもの(おまけにUSBもついている)を購入。ハードディスクはSATA接続の内蔵タイプ、eSATA接続の外付けタイプどちらにするか迷ったが、値段も内蔵タイプのものが安いので、内蔵HDDを購入。日立の250GBのやつ。8000円台。
最悪、内蔵できなくても、ハードディスクケースに入れれば外付けHDDとして使えるだろうと思って、内蔵ハードディスクを追加できるスペースがあるのかどうかも確認せずに買ってしまったが、家に帰ってPCを開けてみると、案の定2台目のハードディスク用のスペースはない。やむを得ず、ほとんど使うことのないフロッピードライブをはずして、空いたスペースにハードディスクを押し込めてみることにした。

もちろんフロッピードライブとハードディスクは形が違うので、きれいには収まらない。フロッピーを固定していたねじ穴にも当然合わない。強引に押し込めてみると、かなり固いが入らないことはない。ぎちぎちなので、いったん押し込めてしまうと少々の力では動かない。長いこと使っているとどうなるかわからないが、ハードディスクの振動ですぐに問題が起きることはないだろうと判断して、とりあえず良しとする。電源コネクタはフロッピードライブのものは形が違っていたので、CD-ROMドライブのあるもう一つのベイで余っていたのを引っ張ってくる。

Windowsを起動してみると、問題なく認識された。ベンチマークソフトでテストしてみると、読み込み、書き込みとも、元からある内蔵HDD(起動ドライブ)より速い。特にランダム読み込みとランダム書き込みは2倍ぐらい速いようだ。
Bit/秒バイト/秒
USB2.0480mbps60MB/秒
IEEE 1394400mbps50MB/秒
Ultra ATA/100800mbps100MB/秒
Ultra ATA/1331.06Gbps133MB/秒
Serial ATA1.5Gbps150MB/秒
Serial ATA23Gbps300MB/秒
PCIバス1.06Gbps133MB/秒
各インターフェイスの転送速度を調べてみると、PCIバスはSATAより遅い。今回設置したSATAカードはPCI接続なので、PCIのスピードで頭打ちになるということだろうか。
フロッピーの挿入口があった隙間からハードディスクの一部が見えるという状態になってしまったが、ガムテかなんかで塞いでおいたほうがいいかもしれない。

これで問題なければ、起動ドライブもSATA接続でもっと容量の大きいものに変更してもいいかもしれない。
購入したインターフェイスカードは、SATAポート×2 e-SATAポート×1 USBポート×3となっているが、SATAポートの1個と、e-SATAポートの1個は排他制御になっている。つまり、e-SATAポートを使えば、SATAポートの1つは使えず、SATAポートを2個とも使えばe-SATAポートは使えないということらしい。
せっかくおまけでUSBポートもついているので、これまでPC前面のポートに挿していたオーディオプロセッサ(SE-U55GX)のUSBケーブルをおまけポートに挿してみるが、音を出してみると、再生音にパチパチノイズが混じる。SE-U55GXの既知の問題として、特定のチップセットで発生する現象に似ている。915Gや915Pで発生するらしいが、ウチのはなんだろう。元のPC前面のポートに戻したら、収まったので、増設したUSBポートで使うと、トラブるのかもしれない。しょせんおまけだからしょうがないか。へたに使うとSATAの方にも影響するかもしれないので、非常用のUSBポートということにする。

LPデジタル化に、新しいハードディスクを使ってみると快適だ。
これまでは内蔵のIDEよりさらに遅いUSB接続のハードディスクを使っていたので、かなりスピードの差が感じられる。CarryOnMusicで取り込んだWAVファイルの書き込み、書き込んだWAVファイルのAudacityへの取り込み、編集後のエクスポート、WMA losslessへの変換、いずれもかなりスピードアップした感じがする。1個あたりのファイルが100MBを超えるので、ハードディスクからの読み込みや書き込みだけでもかなり時間がかかっていたのだろう。

とりあえず、HDD容量250GB確保したが、LP1枚取り込むと、1GBちょい。MediPlayer用にWMA losslessに変換すると、800MBぐらい。取り込んだWAVデータはけっこう手間かけてノイズとった分もあるので、バックアップはとっておきたい。とすると、LP1枚につき、
1GB(WAV) + 1GB(WAVバックアップ) + 0.8GB(WMA lossless) = 約3GB
400枚のLPを取り込むと3GB×400 = 1200GB
全部は取り込まないとは思うが、かなりハードディスク容量が必要になるのは間違いなさそう。複数の内蔵ハードディスクをまとめて入れられるケースにまとめるか。といっても、現状で使えるeSATAポートは1個だけ。複数のHDDを1本のケーブルでつなぐポートマルチプライヤ対応のものもあるようだが、その場合はそれに対応したカードを取り付ける必要があるようだ。カードを変えると、内蔵用のSATAインターフェイスがなくなってしまいそうだが、その場合は強引に内蔵した今回のHDDははずすか。
SATAカードを複数挿せるなら、現在使用していないSCSIカードをはずして増設してもいいのだが・・・
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