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LPデジタル化計画 オーディオ 2017年01月27日 16:35   編集

363の音が激変する?

パワーアンプをnmodeX-PW1に変えてBOSE363もまだまだ聴けるという認識を新たにしたが、スピーカースタンドを変えることで、さらに劇的な音質の改善がはかれるという記事を見つけた。
http://www.family-arts.com/sidep_report/bose363setting/ibaraki-t-bose363_report.htm

サイドプレス方式のスピーカースタンドを使う方法だが、紹介されていた記事はかなり変則的なセッティングをするようだ。BOSE363は元々フルレンジユニット単体だった121の高域と低域をカバーするためにツイーターとウーハーを搭載した242を合体させたスピーカーシステムだが、2つのエンクロージャーを面で合体させていることがよろしくなく、お互いに音をスポイルしているという。また純正のスピーカースタンドも余計な付帯音の原因になり、定位もなくしまりのない低音になってしまっているということだった。
いわれてみればそのような傾向はあると思う。363は高域の女性ボーカルをつややかにならしてくれるのが気に入って手に入れたスピーカーだが、当初から低域はなんか締まりがなくボワンと鳴っているという印象が確かにあった。
パワーアンプ交換によってかなり改善されたとは思うが、それほど効果があるのなら試してみたいと思った。

天地逆 前後逆

紹介されていたセッティングは、121と242を分割し、121のみサイドプレススタンドにセッティングした上、242は純正スタンドも外し、天地逆さまにしたスタンドの上に242を置くという、変則的かつ大胆なものだ。
363はバーズアイメイプル調に仕上げられたエンクロージャーが美しく、純正のスタンドもデザインが統一された瀟洒なルックスも気に入っていた部分のひとつだったので、この大胆なセッティングは少々抵抗もあったが、スピーカーは音が一番と思い、メーカーのFAPSに問い合わせのメールを送った。
すると、すぐに丁寧な返信が届いた。

セッティングの説明によると、サイドプレススタンドを使用するのは121部分のみで、242はスタンドには一切接触しない状態で設置する。
うまい具合にスタンドの下部分に242+純正スタンドがすっぽり収まるスペースがあるので、サイドプレススタンドに触れない状態で設置すると、分割後も一体になっているように見えるが、完全に121と242は別々に設置されることになる。
サイドプレススタンドの通常の使い方だと、スピーカーを設置するのはスタンドの上部で、下4分の3ぐらいは何もないスカスカの状態になるので、スピーカーが空中に浮かんでいるような印象を受けるらしい。
この空間に242がすっぽり収まる。サイドプレススタンドは363に合わせたサイズではないはずだが、少しでも幅奥行き、高さが大きかったら収まりきれないスペースだ。
サイドプレススタンドは後方2本、前方1本の支柱でスピーカー支持部分を支える構造になっていて、その3本の支柱の中に242を納めることになるので、通常のセッティングでは242のど真ん中に前方の支柱が通ることになってしまう。
音質的には問題ないのだろうが、見た目がやはり変なので、363のセッティングではスタンドを前後逆に置くように指示されている。
363のスタンドは上下逆に、サイドプレススタンドは前後逆ということになる。このような変則的なセッティングをする例は、FAPSでも他に例がないようだ。
ウチでセッティングするのも問題なさそうなので、購入することにする。

問い合わせのメールで、昔から使っている手製のベース(コンクリートブロックの空洞部分にセメントを流し込み、上下をベニア板でサンドイッチにしたもの)を併用しても問題ないかも問い合わせたが、使用しない方が音の輪郭が明確になるとのことだったので外すことにする。

スピーカーケーブル交換

121と242は元々完全に合体しているが、両方に信号を流すためにごく短いスピーカーケーブルで接続されている。今回のセッティングではすこし距離が開くので、この短いスピーカーケーブルでは届ず、ケーブルを変える必要がある。アンプとスピーカーをつなぐケーブルも、これまでごく普通のケーブルを使っていたが、これを機にメインのケーブルごとちょっといいケーブルに変えることにする。Zonotone6NSPというケーブルにする。

363の場合、ちょっと特殊なセッティングをするということもあってか、スタンドを注文するとメールで、セッティング上の細かな注意点をまとめた図解入りの説明を送ってくれた。やはりスピーカーの周りのスペースをきちんと取ることが重要ということだが、スタンドが届く前にこのスペースを確保するだけでも音の定位がかなり改善した。

重要なのは左右のスピーカーの間にものを置かないということだ。AVにも使用するので、間にテレビを置く必要があるが、テレビをスピーカーより前に出してはいけないということになる。これはなんとかクリアできるが、スピーカーの左右、後方にも物を置いてはいけないというのが、狭い部屋に置いている関係で難しいが整理するとその分定位が良くなった。

サイドプレススタンドを使ったセッティングが終わると、中低域がさらに引き締まった音になった。中低域をぼやけさせていた余計な付帯音がなくなった感じだ。音の変化の傾向としてはパワーアンプをX-PW1に更新したときの変化と似ている。当初から不満だったBOSE363の中低域の締まりのなさはこれで完全に解消された。購入から20年目にしてようやく本来の音を出せるようになったと考えると、感慨深いものがある。

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LPデジタル化計画 2017年01月26日 20:00   編集

今さらながら、パススルー再生について

HDMIでサラウンド出力

WOWOWで録画した映画などの音は5.1Chサラウンド形式になるが、これを普通に再生したのではサラウンドにならない。これまでオーディオ出力デバイスはDr.DAC2しか使っていなかったが、これがパススルー出力できない。出来るという説もあるのだが、今のところウチでは出力できていない。
設定でどうにかなるのかもしれないが、下手にいじってDr.DAC2のメインの用途であるオーディオ再生に影響が出ても困るので、サラウンド再生にはHDMI出力を利用することにする。

古いビデオカードだとパススルーに対応していないものもあるが、ウチで使っているビデオカードはいちおう対応しているようだ。これまで映画を観るときは、PCから直接テレビにHDMIでつないでいたのだが、これをAVアンプ経由で接続することにする。
PCとAVアンプがちょっと離れているので、長めの5mのHDMIケーブルを購入。AVアンプのTX-SA805はHDMI入力が3個あるので接続に問題は無い。というか、最近ブルーレイレコーダーも全然使っていないので、ブルーレイレコーダーからの入力と入れ替えてもいいくらいだ。
AVアンプのTX-SA805ではHDMIから入力した映像と音声はそれぞれ独立して入力ソースに割り当てることが出来るので、設定を変更する必要がある。これまでDACからの光デジタル入力の音声のみ設定していたAUX1に、新たに接続したHDMI3からの映像、音声を割り当てる。このおかげで、テレビの入力切り替えもAVアンプで出来るようになった。

PCの設定

PC側の設定も必要だ。
まず動画ファイルを再生するプレイヤーの設定を、パススルー再生を行うよう変更する。TVTestの場合は、「設定」ウインドウの「音声デバイス」を「デフォルト」から「TX-SA805」に変更する。そして「S/PDIFパススルー」で「常にパススルー出力を行う」を選択する。他の動画再生ソフトも同様の設定があるので、パススルー再生を行うよう設定する。

さらにffdshow audio decoderの設定画面のパススルー出力もチェックしておく。
ウチの場合はK-Lite Codec Packをインストールしているので、そのConfigrationから「ffdshow audio decoder(x64)」の設定画面を開く。
「output」タグの「パススルー(S/PDIF,HDMI)」で「Dolby Digital(AC3)」や「DTS」などをチェックしておく。
念のためにffdshow audio decoder」の方も同様に設定する。
これでTVTestで再生した場合、HDMI経由でパススルー再生されるはずだが、Dr.DACでステレオ再生した直後など、音声出力デバイスがDr.DACが選択されたままになる場合がある。
そういう場合はスピーカーアイコン右クリックで再生デバイスを選び、サウンドウインドウでTX-SA805を選び、「既定値に設定」を選択する。

また、オーディオ再生から映画再生に切り替えた場合、パワーアンプへの入力セレクタをDr.DAC2からAVアンプへ切り替え、パワーアンプのボリュームつまみをMAXにするという作業が必要になる。同様に映画を見てからオーディオを聴きたい場合は、逆の操作を行う。
ちょっと面倒だが、これくらいの手間は仕方ないだろう。

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LPデジタル化計画 オーディオ 2015年10月26日 20:00   編集
長年使っていたパイオニアのパワーアンプM-90がとうとう壊れた。さすがに修理は無理ということで、引退してもらうことにした。30年間お疲れ様。

パワーアンプ更新にあたって、クリアしておかないといけないのは入力ソース切替の問題。
これまでパワーアンプを通して再生していたのは
  1. AVアンプからのメインスピーカー用ライン出力
  2. Dr.DACからの出力
  3. CDプレイヤーからのダイレクト出力
の3ライン。AVアンプからの出力以外は、パワーアンプでボリュームコントロールを行っていた。オーディオはAVアンプを通したくないが、映画見る場合はAVアンプから再生したいので、やはりライン切り替えは必要になると思う。
M-90は入力切り替えのセレクタがあったので、それを使っていたが、こうしたセレクタ付きのパワーアンプはあまりないと思う。これまでと同じ使い方をするには、パワーアンプと別にラインセレクタが必要になる。あまり安物買うと音質が劣化しそうだが、あまり高いのを買う余裕もないので、LUXMANAS-4IIIというラインセレクタ(\8,568)を購入。

肝心のパワーアンプは、NmodeX-PW1という1bitデジタルアンプを購入した。
先日壊れたリビングのオーディオの後継として買ったネットワークレシーバー ONKYO CR-N765SE とスピーカー DALI ZENSOR1の吉田苑チューン版が結構好みの音だったので、X-PW1-SEという吉田苑のリファインが入ったものにした。吉田苑で試聴の上購入を決定。2か月先まで(10月まで)入庫がないということだったが、入庫するまで試聴用のX-PW1を貸してくれるということで、ありがたく借りて帰る。

X-PW1はかなり小さくて軽い。幅高さ奥行きともM-90の半分ぐらいしかないし、重さも7分の1以下の2.9Kgしかない。出力も22Wと、10分の1ぐらいしかないが、聴いてみると、パワー不足はまるで感じない。むしろ音的には力強い印象。メインスピーカーのBOSE363はもともと中低域がボワッとした印象だったが、かなり締まって聴こえるようになった。もともと気に入っていた高域の女性ボーカルなどは変わらない。意外と363とX-PW1相性がいいのかもしれない。
363ももう20年、そろそろ引退かなと思っていたが、この分だとまだまだ頑張ってもらえそうだ。
1bitデジタルアンプは効率がいいのが特徴ということだが、確かにガンガン鳴らしてもほとんど熱が出ない。

Nmodeというのは、あまり聞かないブランドだが、福岡にあるリリックというメーカーが作っているブランドだ。昔シャープで1bitデジタルアンプを担当していた技術者が作った、割と新しい会社らしい。
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LPデジタル化計画 2013年09月16日 18:50   編集
また、オーディオPCとは関係ないが、自宅のメインPCの構成がかなり変わった。
まず、PCケースををP180からP280へ、
マザーボードをLGA1156系のP7P55Dから、LGA1155系のP8Z77-Vへ(CPUはCore i7 3770 BOX)、
ビデオカードをSAPPHIRE HD7750から N660GTX Twin Frozr III OC [PCIExp 2GB]、
起動ドライブをCFDのCSSD-S6T128NHG5Qと
もうほとんど別のパソコンになった感じだ。

しかし、OSの方は再インストールして新たな環境を作るのが面倒なので、Trueimage2010でとったバックアップから、新しいSSDにリカバリーして使っていた。
システム一新したおかげで随分快適に動くようになったのだが、OSの起動に時間がかかる[1]ことと、OS終了時にメモリの書き込みがなんたらというエラーメッセージが時々出るのが気になっていた。[2]
そんなこんなで、久しぶりにOSをクリーンインストールすることにした。

Windows7再インストール


OSのインストールが終わった途端にプラグアンドプレイでいろんなデバイスのドライバのインストールを求められると、わけが分からなくなるので、あらかじめ、デバイス関係は外しておく。
eSATA接続のRAID、USB接続の外付HDD、無線LANアダプタ、TVチューナーなど。

リカバリーからの引っ越しを繰り返していたので、SATAはずっとIDEモードを引きずっていたが、クリーンインストールを機にAHCIに変更することにした。
ということで、まずはBIOS(P8Z77-VではEFIというのか)でAHCIに変更する。

OSのインストール先は当然SSDを選ぶ。古いWindowsのファイルを残されてもしょうがないので、いったんフォーマットした上でインストールすることにする。
数10分でインストールは終了。
時間がかかるのはこの後の環境整備だ。

MBRが変なところに


このあと、グラフィックスカードとマザーボードのドライバインストール、RAIDカード、無線LANアダプタ、TVチューナーのドライバインストールと進めていくわけだが、その際の再起動で、やはり時間がかかる。
内蔵、外付けのHDDが多いこと[3]もOSの起動が遅い要因になっているかもしれないが、外付けドライブを接続する前もそんなに早くなかったような気がする。

遅いのはWindows起動ロゴが出てくる前までなので、BIOSの設定を見なおしてみる。
特に起動が遅くなりそうな設定にはなっていないようだが、ハードディスクの起動順位がおかしなことになっていた。OSをインストールしたはずのSSDが6番目ぐらいで、他のハードディスクが1番になっていた。
ここで勘違いしてしまった。
「なるほど、OSの入ったSSDが6番目になっているので、1番目、2番めと順に起動可能かどうか調べ、6番目まで調べてやっと見つかるので時間がかかるんだな。じゃあ、このSSDの起動順位を1番にすればいい」と。

そのようにやってみると、
早く起動できるどころか、Windows起動ロゴが出る前に

BOOTMGR is missing
Press Ctrl+Alt+Del to restart
となって、起動できなくなってしまった。
BOOTMGRが見つからないということだが、なぜこんなことに?
HDDの起動順位を元に戻してみると、1番に指定されていたHDDのパーティションがアクティブになって、ルートフォルダにbootmgrがあった。
起動ドライブに指定したつもりだったCドライブ内にはbootmgrは見当たらない。
またズボラして起動ドライブ以外もつないだまま、Windowsをインストールしたのが原因のようだ。元々そのドライブがアクティブだったのか、起動順位が1番になっていたのか、ひょっとして以前からそのドライブにMBRがあったのかもしれない。

起動ドライブのみ接続して再インストール


BOOTMGRのインストール先がどのように決められているのかわからないので、
結局OSインストール先のSSD以外のドライブをすべて取り外して(SATAケーブルを外しただけだけど、これが結構手間がかかる)再インストールした。
これだと当然インストールドライブにBOOTMGRもインストールされる。MBRもちゃんと出来ているのだろう。
SSD単体で起動できることを確認した上で、今後のトラブルの原因となりそうな他のドライブのBOOTMGRを削除して、アクティブも解消する。(OSインストール前にやっておけばよかったか)

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LPデジタル化計画 2013年02月13日 22:59   編集
DDCを導入することにした。
部屋の配置の都合上、PCとアンプが離れているので、USBケーブルをかなり長く伸ばしてDr.DAC2につないでいるが、あまり長いと音質的にはやはり良くないらしい。
やむを得ず伸ばす場合はUSBケーブルではなくて、デジタル同軸ケーブルを伸ばした方が音の劣化が少なくてすむという情報もあるので、
DDCを入れてパソコンに近い場所でデジタル同軸に変換した方が音質的に有利だと考えたのが理由のひとつ。
それと、PCとDACを直接つなぐより、間にDDCを入れた方が音がよくなるという情報もある。

hiFaceはステレオ出力のみ

ということで、M2TECHhiFaceTWOを買ってみた。
DACへUSBケーブルで接続している部分をデジタル同軸ケーブルに置き換えるだけと単純に考えていたが、そう簡単にはいかなかった。誤算はhiFaceTWOでは2チャンネルのピュアオーディオのみの出力でサラウンド音声には対応していないということだった。ついでにいうならDr.DAC2のデジタル入力もステレオPCMのみということなので、DDC使うならDr.DACではサラウンドは使えないということだ。
音楽聴くだけならこれでもいいのだが、最近はWOWOWで録画した映画などもパソコンで再生しているので、サラウンド出力ができないのも困る。

それならUSBケーブルも残してサラウンドはUSB、オーディオはhiface経由のSPDIFを切り替えて使おうかと思ったが、この切替がうまくいかない。サウンドプロパティの再生タブで規定のデバイスを切り替えるとUSB→Dr.DAC2か、hiFaceか選べるのだが、いったんhiFaceに切り替えると、OSでUSBに切り替えただけではうまく認識されない。
USBコネクタを抜き差ししたりしないと音が出るようにならない。逆にUSBからhiFaceに切り替える時も同様だ。
切り替えるたびにこれをやらなければならないというのも面倒だし、あまりやっているとコネクタがすり減りそうな気もする。結局元通りUSB接続だけに戻してしまった。

オーディオ専用PC導入

しかしせっかく買ったhiFace2を引き出しにしまったままというのも、もったいないので、何とか使えないか考えてみた。結局、オーディオ再生専用PCを別に用意することにした。hiFace2はオーディオ専用PCにつなぎ、オーディオ再生時にはDr.DAC2のデジタル入力セレクタをSPDIFに切り替え、サラウンド再生する場合はUSBに切り替える。
現状パソコンとオーディオ機器は離れていて、DACとの接続に5メートルぐらいUSBケーブルを伸ばしている。オーディオ機器と同じ場所にオーディオ専用PCをおいておけばケーブルも短くできて、音質面でもメリットがある。

余っているLGA755のCPUを使ってコンパクトなMicroATXケースに自作しようかとも考えたが、MicroATXケースやMicroATXマザーボード、CPUクーラーなどを買うと最低でも2万ぐらいかかりそうだ。

オーディオPCに高性能なパソコンは必要ないので、家で余っている古いノートPC(Windows98)で試してみたが、さすがに古すぎて、hiFaceのドライバがインストールできなかった。XP以降でないとだめなようだ。
ノートPCも安くなったとはいえ、新品を買うと最低でも2~3万円はする。
ネットでVAIOのPCG-GRT55E/Bというのの中古を7000円ぐらいで購入。OSはXPだった。
思ったよりもきれいでまともに動く。一応再インストール用のディスクもついていた。
オーディオラックの上に置いてあるブルーレイレコーダーの上に置くことにする。ここだとDr.DACとの距離は30cm。ケーブルは最短で済む。
無事にhiFaceのドライバもインストールできて、とりあえず再生ソフトとしてMediaMonkeyを入れてみる。
ハードディスクの容量が60GBしかないので、ライブラリはノートPC内ではなく、無線LAN親機に接続したNAS上にバックアップした音楽用フォルダにする。
このノートはインターネットに接続する必要はないが、NASにつなぐために無線LAN子機を取り付ける。

MediaMonkey + asioプラグイン

この状態で再生してみるとあまり音はよくない。やはりカーネル回避が必要だ。XPなので、WASAPIは使えない。メインマシンでXPを使っていたときと同じようにMediaMonkey用の出力プラグインout_asioを使う。
hiFace2はASIOに対応しているので、対応していないサウンドカードでもASIO対応にできるというASIO4ALLは使う必要はない。
asioプラグインを使うとやはりクリアになる。メインマシンでUSBから出力の場合との違いはまだよくわからない。
同軸ケーブルはメインマシン用に買った3メートルのものをそのまま使っているが、ノートはオーディオラックに置いたので、50cmもあれば十分だ。そのうち短いものを入手したい。hiFaceもUSB延長ケーブルを使わず、PCのUSBコネクタに直接差せるようになった。
もう一つノートPCのメリットは音が静かということで、これはオーディオではかなり重要な点だ。

音飛びが結構発生するようになったので、asioプラグインの設定をいろいろ調整したりしたが、あまり変わらない。
ワイヤレスでのNASへの接続が不安定なのも気になったので、2倍速対応の無線LAN子機に変えてみたら、あっさり音飛びも収まった。ファイルの読み込みが再生スピードに追いついていなかったということか。

いずれにしても無線親機からかなり離れているので電波状態は不安定だ。
MediaMonkeyを起動してもライブラリを見つけられないということがたびたびある。ノート本体にライブラリをコピーしてしまえばいいのだろうが、ノートのハードディスクにそれだけの余裕はない。
インターネットにもつながらなくなることも多いので、中継器を導入して電波状態を改善することにする。

とりあえずうまくいったようだが、ひとつ気になることがある。
音楽再生と映画のサラウンド再生の切替は、ケーブルの抜き差しなしにDr.DAC2のデジタル入力セレクタをSPDIF(HiFaceで再生)とUSB(メインPCからUSB経由でDr.DAC再生)に切り替えで可能になったはずなのだが、
SPDIFに切り替えても、メインPCからの音も出てしまうのだ。SPDIFの音ももちろん出ているので、ミックスされた状態になる。
メインPCとはUSBケーブルしかつながっていないので、本来ならSPDIFに切り替えたら出ないはずだが、そういえば以前からUSBの音はこのセレクタと関係なしに出ていたような気がする。
USBに切り替えたときはメインPCからの再生のみになる。

オーディオトラックに問い合わせてみても、そんな仕様にはなっていないという。
おかしいなと思っていたが、以前書いたこんな記述を見つけた。
LPデジタル化計画/17 オーディオプロセッサ交換#p4
なお、Dr.DACでは光での出力は常にUSBからの音になる仕様らしく、CDプレイヤーからDr.DAC経由での光出力は再生できないことになる。
S/PDIFとUSBのセレクタもついているのだからRCA出力と同じように切り替えられるようになっていてもいいと思うのだが・・・
光出力端子はDr.DAC2にはついておらず、Dr.DAC2 DXで追加されたらしい。あとで付け足したカタチなので、なにかと制限があるのかもしれない。
ついでにいうと、光出力はUSBバスパワーで給電されているので、電源スイッチを切っても出力されている。
スイッチを切ってインジケーターが全て消えた状態でも音が出ている。ちょっと不思議な気もするが、これで正常動作らしい。
光出力は、セレクタに関係なく常にUSBの音が出る仕様ということだ。
ウチの接続では、光出力はAVアンプにつなぎ、RCA出力はパワーアンプのダイレクト出力につないだりしているので、SPDIF/USBセレクタの位置に関わりなく、常にUSBの音がAVアンプから出ることになる。
そういえばサラウンドスピーカーから出ていたような気がする。

とにかく、これでメインPCからのUSB出力、サブのノートPCからのHiFace出力がDr.DAC2の切替で選べるようになった。オーディオを聴く場合は、パワーアンプのダイレクト入力に切り替え、Dr.DAC2のデジタル入力セレクタをSPDIFにするか、USBにするかで切り替える。
サラウンド再生の場合はパワーアンプの入力をAVアンプに切り替えればいい。USBからの出力は常にAVアンプに出しているので、Dr.DAC2の出力を切り替える必要はない。ついでにいうとDr.DAC2の電源も入れる必要はない。

再生ソース     Dr.DACデジタル入力     AVアンプ     パワーアンプ
ノートPCでオーディオ     SPDIF     OFF(ONでも関係ない)     ダイレクトIN
メインPCでオーディオ     USB     OFF(ONにすると余計なサラウンドがつく)     ダイレクトIN
メインPCでサラウンド     どちらでもいい     ONにする     AVアンプIN

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LPデジタル化計画 2013年01月23日 18:42   編集
ブルーレイディスクレコーダーでBD-Rへのダビングが不調になったのを機会に、PCにTVチューナーを導入する。
地デジとBS/CSチューナー2個ずつ搭載したPLEXのPX-W3U3という製品。最大4チャンネルの番組が同時録画可能ということになる。
製品にはドライバなどは同梱されてなくて、PLEXのサイトからドライバやユーティリティーをダウンロードすることになっている。
B-CASカードもついてないので、チューナーを使用していないTVのを使う。
ドライバはWindows Media Centerを使う場合と、それ以外のアプリケーションを使う場合で違うものをインストールすることになっている。Windows Media Centerは使う予定はないので、それ以外用の「BDA_driver_64(Vista_Win7)」フォルダを使用する。
視聴ソフトは定番のTVTest。PX-W3U3用のBonDriverが公開されているので、これをダウンロードしてTVTestフォルダ内にコピー。

留守録ソフトはTVRock。EDCBも試してみたが、使い方がイマイチよくわからない。
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LPデジタル化計画 2012年01月22日 18:39   編集

リッピング


オーディオCDからPC上で使用できる音声ファイルを抽出することをリッピングというが、リッピングで使うソフトによっても音が変わるらしい。Exact Audio Copy(略してEAC)というフリーウェアが定番のようだ。読み込みエラーが発生したらその部分の読み込みを繰り返して、正しく読み込もうとする機能があるらしい。
そういえば、以前から使用するCDドライブによって音が変わるという話はよく耳にした。読み込んだデータをアナログの音声信号に変換した段階ではなく、CDの盤面に記録されたデジタルデータを読み込むだけなら、エラーさえ発生しなければどれでも同じじゃないのかという気もするが、それだけエラー起こしているドライブが多いということだろうか。
もし、かりにそのようなエラーが多いドライブを使っていたとしても、EACでリッピングすれば、エラーが減り、より正しいデジタルデータで取り込めるようになる。つまり、より高音質なファイルとして保存できるということになる。

そのほか、リッピングに関して様々な細かい設定が可能で、CDドライブの種類によってデータ読み取り開始位置が微妙に異なるので、それをソフトウェアで補正してしまうという機能などもある。

ところで、CDドライブによるCDディスクからデータの読み込みプロセスに音質劣化の要因があるなら、前項のPhantom BurnerによるバーチャルCDを使えば、メディアを介さないデータのみの処理となるので、まったく劣化しないと考えて良いのだろうか。

リッピングした音声ファイルはこれまでどおりWAVで保存することにする。WAVのままだと曲の情報などのメタデータを保存できないので、プレイヤーで再生するファイルはWMAなどに変換していた。
可逆圧縮のWMA losslessも使っていたのでなんとなくWMAにしていたのだが、いまだにWMA losslessからWAVへの変換もわからないし、DRMがらみでWMAのイメージも悪いので、フリーの可逆圧縮フォーマットのFLACを使用することにする。
FLACとはFree Lossless Audio Codecの略だ。可逆圧縮なので、データを失うことなく元のWAVファイルに戻せる。
エンコード、デコードが速くて、エラーにも強いらしく、Windows7で試した音楽関係のソフトはほとんどFLACに対応している。WMAと違ってAudacityで直接編集することができる。
WAVからFLACへの変換はAudacityでもできるが、MedaMonkeyを使えば複数のファイルを一度にFLACへコンバートすることもできる。
ただファイルサイズが結構大きくなる。WMA losslessと同じくらいだ。FLACもlosslessなので、当たり前なのだが。
FLACで保存するなら、無理にWAVファイルも保存しておく必要はないのかもしれないが、WAVファイル専用の高音質プレイヤーWave File Playerも使ってみたいので当分WAVファイルも保存することにする。

Wave File Player

WAVファイル専用だが、非常に音質がいいと評判のプレイヤー。とにかく音質最優先で設計されているため、普通のプレイヤーソフトが標準装備しているような機能は一切ない。
再生インジケータやランダム再生やリピートはおろか、次の曲へスキップもできない。複数のファイルを一度に読み込んで連続再生することは出来るが、演奏順の並び替えは出来ない。
なにやらこれはLPレコードの再生で頭から順に行儀よく聴いていた頃のリスニングスタイルを思い出させる。最近は多機能プレイヤーソフトでジュークボックス的な聴き方をすることが多かっただけに新鮮な感じもする。
肝心な音の方だが、確かにいい。透明感が増し、高音がより華やかに響くが金属的な感じはしない。マランツのCDプレイヤーCD-80からパワーアンプ直結の音と聞き比べてみても遜色ない。

高音質の秘密だが、通常のサウンド系アプリケーションだと、サウンドデバイスを調べて、そのデバイスにあったフォーマットに変換してから渡すという処理をしているらしいが、こうした余計なことが音質劣化につながるので、Wave File Playerはそのような処理を一切行わないらしい。
そのために、Media Control Interfaceという昔からWindowsにあるAPIを使っているということだが、そのせいか普通のアプリケーションではできるWAVファイルからWave File Playerを指定しての再生やデフォルトで開くフォルダの指定などが出来ない。
このため、WAVファイルを保存しているフォルダに実行ファイルを置くことを勧めている。
いろいろと制限があるが、決して使いにくいソフトではない。フォルダ内のファイルを全部読み込むことはできるので、気合いを入れてアルバムを聴きたいというような時には向いている。
Wave File Player

クリッピング

1.png オーディオCDからリッピングしたWAVファイルをAudacityで見ると、図のようにやたらクリップしているのが多いがこれでいいのだろうか。
サインカーブの頂点が最大レベルを超えているので、その部分ででスパッと切り取られ、なめらかな曲線ではなくなっている。
耳で聴いてクリップノイズが気になるというレベルではないが、やはり音はひずんでいるはずだ。最近の音量が大きめのCDで目立つ。
これはリッピングの設定が悪くてこうなったのだろうか、それともCDに入っている音が元からこうなっているのだろうか。


私見だが、CDの音質低下を招く要因の一つに昨今の音圧競争というものがあると思う。CDショップのデモで少しでも他のCDより目立つためなのか、
あるいは音圧が高い方がいい音に聞こえる場合があるためなのか、最近音圧を上げまくったCDが多い。
オリジナルの波形を保ったまま増幅するなら、曲の最大音量部分がCDに記録できる最大レベルに収まる範囲でしか増幅できず、そうむやみに上げられないはずだ。
どうやら小さい音量部分を大きめに、より小さい音量部分をより大きく増幅しているようだ。
要は音量の大小を平均化しているということだが、そんなことをやると、当然ダイナミックレンジが失われ、オリジナルの波形とは違うカタチになってしまう。


1.gif

しかし、考えてみると似たようなことをこのLPデジタル化計画でもやっている。
どういうことかというと、レコードに入っている各トラックの音量の平均化だ。レコードによっては収録された各トラックの最大音量が違う場合がある。
1が最大音量だとすると、レコード全体を通した最大音量部分が1を超えないようにレベル設定すると、トラックによっては0.92だったり、0.76だったりという場合がある。
レコード全体を通した音量レベルのバランスを考えると、このままのレベルにしておくべきなのだろうが、実際は各トラックごとに最大値1に近くなるように増幅している。
レコード単位ではなく、各曲単位でランダム再生する場合が多いからというのが言い訳だが、1トラックだけを見た場合はなるべく最大まで上げた方が音の解像度は上がるはずだ。
音圧競争では、似たようなことを一つのレコードではなく、一つのトラック内で連続的に行っているということだろうか。
オーディオ再生装置によっては、小音量部分がうまく再生できず、音圧を平均化して小音量部分を上げたことによって聞こえるようになるという場合もあるかもしれないので、
確かに音圧上げた方がいい音に聞こえるという場合もあるのかもしれない。やり過ぎは問題だろうが、必要悪といえるのかもしれない。

しかし、先のクリッピングは必要悪では済まされない。確実に音質劣化を招くので何とか避けたいところだが、
何か方法はないだろうか。

オーディオのCDプレイヤーではまともに再生されているとしたら、そこを入り口にして取り込むという方法が考えられる。
まずオーディオのCDプレイヤーのデジタル出力をDr.DAC2経由でPCでキャプチャーしてみたが、デジタル出力の場合、出力音量レベルの調整ができないので、PCでの取り込みと同じ結果になった。
オーディオプレイヤーでの再生でもクリッピングが発生している可能性が高そうだ。
こうなると、あまり期待はできないが、さらにCDプレイヤーのアナログ出力からUSBアナログ/デジタルコンバータ(SE-U55GX)経由での取り込みを試してみるか。
アナログに変換した時点で音量調整が可能になるはずだ。これでもクリップしていたらどうしようもない。
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LPデジタル化計画 2012年01月07日 18:33   編集
XPではメインの音楽プレイヤーとしてWinampを使っていた。音質を劣化させるカーネルを回避するASIOプラグインを使っていたが、Windows7ではOSに標準でカーネルを回避する仕組みが用意されているらしい。
WASAPI(Windows Audio Session APIの略)というものだが、どのアプリケーションでも使えるわけではないようだ。Windows標準のメディアプレイヤーではなぜか使えないようだ。
WASAPIは共有モードと、より高音質が期待できる排他モードというのがある。この排他モードが使えるフリーの音楽プレイヤーはfoobar2000、uLilith、MediaMonkeyなどがある。
とりあえず、uLilithとMediaMonkeyを試してみる。

uLilith


uLilith
インストールは簡単だが、7zというマイナーな圧縮ファイルで配布されているので、解凍するには専用のアーカイブソフトが必要。7-Zip File Managerというフリーソフトを利用した。
解凍したら、インストーラではなくアプリケーションそのものだったので、適当なフォルダにコピーして実行する。
WASAPIの設定は「設定ウインドウ」-「サウンド関連」-「サウンド出力」タブで、「出力デバイス」-「出力プラグイン」で「WASAPI」を選ぶ。
「開く」ボタンで曲を選ぶと再生される。確かに音質は良い。プレイヤーとしての機能は必要最低限という感じ。
Winampでは、最近のお気に入りやジャズやソウルなど何種類かプレイリストを作って、その日の気分に合わせてリストを切り替えるといった使い方をしていたが、uLilithでも、開くボタンから曲ではなくプレイリストを選ぶことによって、プレイリスト再生ができる。
プレイリストはwinampなどで作ったm3uファイルを読み込むことができる。プレイリストウインドウを表示してドラッグ&ドロップで読み込むこともできる。
また、プレイヤーの外観をカスタマイズできるフェイスと呼ばれる機能もあるので、再生中の曲のアルバムジャケットなどを表示することもできる。
リプレイゲインは、音質の面からはできれば使わない方が良いのだろうが、音量の差が激しい曲があり、深夜の再生時など使わざるを得ない場合がある。uLilithは再生時にリプレイゲインを利用することはできるが、設定はできないようだ。
ライブラリに追加した曲をリプレイゲインを適用して再生したい場合は、あらかじめリプレイゲイン設定ができる別のソフトで設定しておかなければならない。
リプレイ、シャッフル再生は対応。曲のファイルフォーマット変換もできるようだが、プレイリストとは連動していない。ファイルフォーマットはflac、ogg、wavに標準で対応しているようだ。

MediaMonkey


MediaMonkey

これはXPの時も使ったことがある。割と最近WASAPI対応バージョンがリリースされたらしい。これもWASAPI対応にするには、標準で入っている出力プラグインからWASAPIプラグインを選ぶだけだ。
インターフェイスはwinampに似ていて、winampから切り替えるのにも抵抗はない。winamp用のプラグインも流用できるらしい。多機能でたいていのことはできる。
XPの時はちょっとしたことでフリーズしていたが、7でもあまり安定しているとはいえない。次の曲へのスキップを何度か繰り返すとフリーズするが、それさえしなければXPの時よりは安定しているような気がする。十分実用できる。

Winamp


WinampもWASAPIプラグインが利用できるようだ。out_maikoというプラグインがよく使われているようで、ダウンロードしてみたが、AVGでウイルスと判定される。間違いの可能性もあるが気持ち悪いのでout_WASAPIというプラグインにする。
しかし、出力プラグインでout_WASAPIを選んでも設定画面が出せないので細かい設定ができない。それなりの音。

ReClock+KMPlayer


ReClock KMPlayer
WASAPIよりも高音質が期待できるといわれているReClockとKMPlayerの組み合わせも試してみた。
ReClockというソフトはもともと動画をスムーズに再生するためにビデオカードのクロックに基づいてフレームレートを微調整するソフトらしいが、このフレームレートを微調整することが高音質再生にも利用できるということで注目されているようだ。
今のところ効果があるのはKMPlayerという動画再生プレイヤー。ReClockが動画関連のソフトと言うことでプレイヤーも動画プレイヤーということになるのだろうか。詳しいことはわからないがDirectShowに関係があるようだ。
ReClockをインストールしたら、設定画面の「Audio Setting」タブの「Audio Interfaces to use for」のPCMとbitstreamで「WASAPI Exclusive」を選ぶ。
KMPlayerを起動すると、ReClockを使うかどうか聞かれるので「いつも使う」を選ぶ。
環境設定ウインドウのオーディオ処理タブでオーディオレンダラとして「ReClock Audio Renderer」を選ぶ。
再生はOpenボタンで再生ファイルを開くかドラッグ&ドロップする。プレイリストファイルを開くこともできるようだ。

ReClockをインストールすると、他のアプリを起動してもReClockを使うかどうか聞かれる場合がある。そうしたアプリでReClockの効果があるかどうかわからない。
WMPを起動した際も現れるが、使う設定にしてしまうと、WMPでm2tsファイルが再生できなくなった。使用しない設定にしておく方が無難だろう。
KMPlayerも動画プレイヤーなのでもともとm2tsファイルを再生できるが、ReClockを使う設定にすると再生できなくなる。このあたりはウチの環境だけかもしれないが、m2tsファイルを再生するソフトは他にもいろいろあるので、問題ない。

それと最初ReClockの最新版ver.1.8.7.7をインストールしたが、KMPlayerで1曲再生するごとに「オーディオデバイスが別のアプリで使用されている」という警告ウインドウが現れる。
曲は再生されるが、1曲再生するごとにウインドウが増えていくのがうざい。これはReClockをver.1.8.7.1にダウンすることで回避できるようだ。


いろいろ試してみたが、どれをメインにするかは悩ましいところだ。音質的にはReClock+KMPlayerが一番だと思うが、元々動画プレイヤーなので音楽を再生する場合の使い勝手はイマイチ。
他のは音質の差はわからない程度なので、使い勝手で選んでいいだろう。
プレイヤーの違いより、どのプレイヤーでもリプレイゲインで音量調整すると、かなり音質が劣化するような気がする。音量関係でいうと、XPでASIOプラグインを使うと、PC側での音量調整が全く効かなくなるので、音量調整はオーディオアンプ側で行う必要があった。WASAPIの場合はアプリで音量調整ができるので、便利と言えば便利だ。

とりあえずMediaMonkeyをメインを使って、気分で使い分けても良いかもしれない。MediaMonkeyで編集したプレイリストはuLilithやKMPlayerでもすぐ使えるし。
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LPデジタル化計画 2012年01月06日 18:28   編集
自宅のPCにもWindows7を入れることにする。UltimateもProfessionalもほとんど値段が変わらなかったので、Ultimateを注文。

とりあえず、XPも残してデュアルブートできるようにしておきたいが、その場合、MBRが書き換えられる。
このMBRが思ってもいないような場所に作られていて、古くて調子の悪いHDDを交換したらOSが起動しなくなったというようなトラブルが何度かある。
そこで今回はOSのインストール先にMBRができるようにしたい。

OS起動までの流れを整理しておくと、
  1. BIOSが起動HDDの先頭にあるMBRを読み込み、ブートストラップローダを実行する。
  2. ブートストラップローダは起動フラグの立っているパーティションを探す。
  3. 起動フラグの立っているパーティションを見つけたら、その先頭セクタであるブートセクタからパーティション情報とIPLを読み込み、IPL(イニシャルプログラムローダ)を起動する。
    ネット上で調べてみたら、IPLについてはブートセクタ内に保存されているプログラムという説明と、NTLDRなどのようにOS固有のファイルシステムに従って保存されているOS起動プログラムのことという説明があった。どちらが本当なんだろう。
  4. IPLはハードディスク内にファイルとして保存されているプログラムを読み込み、起動する。
    XPの場合はNTLDRというOSローダを起動するが、Vistaや7の場合はBOOTMGRというOSローダを起動する。
    現在XPしかインストールしていないが、以前Windows7のベータ版をインストールしたことがあるので、BOOTMGRを起動するようになっているはずだ。
  5. そしてこのBOOTMGRからさらに他のOSローダも起動できる。ここに複数のOSローダを登録している場合は選択画面が現れるが、1個しかない場合は直接そのOSローダを起動する。
この状態で7をインストールすると、現在のMBRが上書きされ、・・・


・・・といろいろ考えたが、デュアルブートするなら結局そのままインストールするしかないようだ。
OSのアクセス速度を考えてSSDを新規購入した。
XPの方は、以前7のベータ版をインストールしたことがあるので、起動ドライブ内にBOOTMGRが存在する。
7のベータ版を削除したあと、EasyBCDでBOOTMGRからも7を消して選択できるOSはXPだけになっているので、起動時にブートマネージャーの画面が出ることはないが、BOOTMGRで起動していることには変わりないはずだ。
この状態で普通に、追加したSSDに7をインストールすれば、MBRはこれまで通りXP起動ディスクにあるものが使用され、BOOTMGRも7起動ディスクに新たに作られるのではなく、XP起動ドライブ内にあるBOOTMGRがそのまま使用されることになり、起動OS候補に7が追加される。
したがってXPをインストールしたディスクはそのままにしておかないと、7も起動できなくなってしまうことになるが、しばらくXPとのデュアルブート環境を維持するなら、こうせざるを得ないようだ。

無線LANアダプタが動かない


例によって横着してデバイス関係接続したままWindows7をインストールした。7の場合、OSに入っている標準のドライバが自動的にインストールされ、それで間に合ってしまうという場合も結構ある。
手動でインストールしたのは、HighPointのRAIDカードRocketRAID2314のドライバと、USB3.0増設カード、それと無線LANアダプタのドライバくらいだ。
ところがこの無線LANのドライバがなかなかうまくインストールできない。

バッファローのWLI-UC-G300HPというアダプタなのだが、接続した時点で自動的にWindows7のドライバがインストールされたようなのだが、これではうまく動かない。
アダプタに付属していたインストーラで再度インストールしても途中でフリーズし、うまくいかない。手動で標準のドライバを削除してアダプタを取り外し、インストール手順に従って再インストールしてみても結果は同じだ。
そんなに古いアダプタではないと思うのだが、バッファローのサポートサイトから最新版のWindows7対応のドライバをダウンロードしてインストールしてみても、やはり途中フリーズしてうまくいかない。
ネットで調べてみると、バッファローの無線アダプタは64bitに対応してないのが多いと聞いて愕然とする。いまどきそんなのありか。比較的64bitに対応しているのはプラネックスの製品らしい。
そういえば、以前Windows7のベータ版(64bit)をインストールしたときプラネックスの無線アダプタをつけていたのだが、ドライバをインストールしなくてもちゃんと動いたということがあった。
手持ちのプラネックスのアダプタはけっこう古くて速度もイマイチなので、できれば戻したくない。
さらにネットで調べてみると、ウチで使っているASUSのP7P55Dとは別のマザーボードだが、USB関連の不具合があるため、やはり無線LANのドライバがうまくインストールできず、BIOSをアップデートするとうまくいったというケースがあるようだ。
そういえばウチもデバイスマネージャーでUSB関連と思われる不明なデバイスがある。USBがうまく働いていないためUSB接続デバイスドライバのインストールがうまくいかないという可能性は大いにありそうだ。

ということで、BIOSをアップデートしてみたら、無事にWLI-UC-G300HPのドライバをインストールすることができた。
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LPデジタル化計画 2012年01月04日 18:27   編集
会社で使っているPCのマザーボードをLGA1155系のP8Z68-Vに交換したので、余ったLGA1156系のP7P55Dを自宅PCに移設することにした。
最近はCPUのソケット規格がころころ変わるので、マザーボードの寿命も短くなってきた。

HighPointのRAIDカードなど拡張カードはそのまま設置。会社PCで使っていたUSB3.0カードもこちらにインストールすることにする。起動ドライブはそのまま使い回しする。
メモリはP7P55Dに差していたのをそのまま使うつもりだったが、なぜかメモリエラーで起動できず。仕方ないので新たにDDR3メモリを16GB分買って装着*1

デバイスも全部つないだまま起動すると、プラグ&プレイでデバイスのインストールを促すウインドウがいくつも出る。無視してまずマザーボード付属のユーティリティディスクからマザーボード関係のドライバ類をインストールする。

これで再起動してもプラグ&プレイ画面が出ず、通常通り使えるようになった。デバイスマネージャーで確認しても不明なデバイスはなくなった。
マザーボードやCPUを変更したときに注意すべきはDRM付きのWMAファイルなどが再生できなくなることだ。DRMをリセットしてライセンスを再取得すれば再生できるようになるらしいが、ライセンス再取得の期限が切れている場合はどうしようもない。こんな時に備えてDRMを解除していて正解だった。
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LPデジタル化計画 2010年09月04日 18:25   編集
停電対策として、現在APCのUPSを2個使っているのだが、外付けRAIDの電源もとるようにしたためか、停電時に数秒しか電源供給できなくなった。
ブレーカーを戻したり、パソコンの電源を落とす間もなくUPSが落ちるので、普通に停電した時と変わらない状況になってしまった。

停電の発生を完全に防ぐことはできないようなので、何とかしないとそのうち致命的なダメージを受けるかもしれない。

現在使用しているUPSはAPCのES 500 BE500JP。出力容量は500VAしかない。一応2個あるが、1個はすでに3年使用していてバッテリーの使用期限が過ぎている。
UPSで電源保護したいのはパソコンとRAIDボックス3個とブルーレイレコーダー。
使用期限が過ぎた方のUPSにレコーダー、もう1方にパソコンとRAIDボックスをつないでいた。

容量が足りていなかった


UPS選択の目安として接続した機器の合計消費電力より、容量の大きなUPSにしなければならないらしい。
今更だけどちょっと計算してみよう。RAIDボックスの消費電力はわからないが、HDD1個あたり15Wぐらいとすると、HDDが14個入っているので15×14=210W。これにファンとか足しても250Wぐらいかな。
パソコンはCPUがMax100W、HDD6個で90W、ビデオカード20W、マザーボード40W、ファンその他で30Wぐらいと考えると、合計280W。ブルーレイレコーダーは仕様書で56Wとなっている。

W(ワット)とVA(ボルトアンペア)の関係がイマイチわからないが、同じものではなく、力率*1という係数を使って換算する必要があるらしい。力率は使う機器によって違うが、パソコンの場合は0.6ぐらいということだ。これで換算すると、
RAIDボックス 250 ÷ 0.6 = 417VA
パソコン   280 ÷ 0.6 = 467VA

ということは、パソコン側は
417 + 467 = 884VA
と500VAを完全に超えてしまっている。これじゃ落ちるのも仕方がないのか。やはり容量アップが必要なようだ。

CP1200SW JP


500VAのUPSをもう1個追加するという方法もあるが、あまりUPSが増えすぎるのもじゃまになるし、1個はすでに期限切れだ。レコーダーの方は別にして、900VAぐらいあれば大丈夫そうだが、思い切って1200Wのタイプにする。
CyberPowerのCP1200SW JPという製品で、容量は1200VA/720Wということだ。

なるほど、このVAとWの比率も1 : 0.6になっている。接続機器の総計が720WまでOKという意味だろう。これだけあれば、すべてつないでも大丈夫だろう。

それと、このCP1200SW JPはバッテリーの出力が正弦波らしい。ES500は矩形波だったが、正弦波の方がいいらしい。

本体のサイズは思ったよりコンパクトだった。900VAタイプのものと同じらしい。少なくともES 500 2個分より小さい。バッテリーバックアップするコンセントは4個あるので、今までES 500 2個につないでいたコンセントは全てまかなえる。
本体の電源プラグはアースのついたタイプだが、気になったのは、取説に「必ずアース線をつなげ」と書いてあることだ。自宅の壁面コンセントにはアースがないので、これまでアース線付きの電源プラグは接続したことがないのだが、どういう問題があるのかな。

CP1200SW JPは本体にLDCディスプレイがついていて、入力電圧やバッテリーの状態、接続した機器の消費電力などいろいろな情報を表示してくれる。
ウチの場合は床に直置きしているのでちょっと見にくい。同様の情報はパソコンインストールしたユーティリティでも表示されるので、どちらかというとパソコン側を見ることが多いと思う。
このユーティリティでも、接続した機器の総消費電力がリアルタイムで表示される。バッテリーの容量と並べて表示されるので、どれくらい余裕があるかがわかりやすい。
また、このソフトで自己診断テストができる。これは一時的にバッテリーモードに切り替えて接続機器に電力を供給し、電力が足りているかテストするものだ。
このテストはもちろんクリアした。UPSの電源プラグを抜いてテストしてみたときも問題なかったのだが、肝心の実際に停電になったときにUPSごと落ちたことがあった。何が問題だったのだろう。
UPSのLCD画面にエラーメッセージが表示された。それによると、「バッテリー出力のショート」ということだった。どこかつなぎ方を間違えたのかな。
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LPデジタル化計画 2010年08月26日 18:22   編集
ブルースクリーンが解決しないまま放置していたら、いよいよまずい状態になってしまった。

暑い日が続いているので、停電も相変わらず頻発しているのだが、最近は無停電電源装置(UPS)もへたってきたのか、ブレーカーを戻す前にすぐに落ちてしまってUPSを使っている意味がない。*1
容量の大きいUPSに買い換える必要があるかもしれない。
そうこうしているうちにLunascape*2の設定が消えてしまった。Lunascapeの設定をやり直すぐらいたいした手間ではないのだが、せっかくTrueImage Home2009で毎日バックアップをとっているので、それで起動ドライブごとリカバリーしてみることにした。
本当はもっと深刻なトラブルの時に使うべきなのだろうが、たまには、いざというときにそなえてリカバリーの練習もしておいたほうがいいかも、という軽い気持ちでやってみたのだが、このおかげでかなり面倒なことになってしまった。

True Image Home2009でリカバリー


バックアップファイルはRocketRAID2314でつないだRAID上に保存している。バックアップ先のOS起動ドライブもRocketRAIDで組んだSSDストライピングだ。
True Image では通常の方法ではRAIDからのリカバリーはできないのだが、True Image プラグインを入れたBartPE*3を使い、BartPE起動時にRAIDドライバを読み込むことによって、RAIDドライブをリカバリーすることも、RAIDに保存したバックアップファイルからリカバリーすることもできる。
BartPEはCD-ROMではなく、USBメモリから起動した方がサクサク動くので、USBメモリにインストールしたBartPEを使用する。
ASUSのマザーボードはBIOS起動時にF8キーを押すことによって一時的に起動デバイスを変更することができるので、BartPEを入れたUSBメモリを指定する。
いつもより起動が遅いのが気になったが、手順通りRAIDドライバを読み込んで起動する。
TruImageを起動してバックアップファイルを指定してバックアップ先のドライブを指定する。バックアップ先は今まで使っていた外付けのSSDストライピングドライブを上書きする。バックアップする前にリカバリー先に指定したドライブ内のファイルは全て削除されるという警告が出てリカバリーを実行する。True Image は比較的短時間でリカバリーが終了する。しかし今回は途中でリカバリーに失敗しましたと出てしまった。
「まずいことになったな」と思った。
復元先のファイルはすべて消えてしまっているので元に戻すことはできない。設定を変えて何度かやってみたがやはり失敗する。バックアップファイルをベリファイしてみると「壊れている」とでる。うーん。バックアップ時にベリファイしているはずなのになぜこんなことに。

TrueImageでは、バックアップ容量を節約するために差分方式で世代バックアップしている。ベースとなる完全バックアップとの差分だけを2回目以降のバックアップでは保存し、さらに3度目のバックアップは2回目以降の差分だけを保存するという方式だ。最新のバックアップでは過去の全てのファイルが必要になる。*4最新のファイルほどエラーが出る確率が高くなる。逆に言うと古いバックアップファイルほど壊れていない可能性があると思って、保存されている一番古いファイルでリカバリーもしてみたがやはりダメだった。

このときおかしなことに気づいた。BartPEのエクスプローラーでドライブを見てみると、RAIDドライブ以外の内蔵HDDが見あたらない。CDドライブも見えない。

教訓


やはりリカバリーするときは時間がかかってもベリファイしてから行うべし・・・

SATAが認識されない?


こうなったら、OS再インストールしかないとXPのインストールディスクを入れて再起動してみるが、いつまで待ってもインストーラーが起動しない。
そういえば、BartPEで起動したときもDVDドライブが認識されていなかった。フロッピーやIDE接続のMOドライブ、USBメモリなどは認識されているのに、内蔵HDDやDVDドライブにアクセスできないということはSATAがおかしい?

ハードディスクもDVDドライブも使えないんじゃかなりまずいなと思いつつ、再起動してBIOS設定画面に入る。起動デバイスのメニューには一応DVDドライブや内蔵HDDも一覧にある。ところが、メイン画面を見てみると、SATA1からSATA6がすべてnot Detectedになっている。ここは確かSATAポートにつながっているデバイス名が表示されていたはずだ。明らかにおかしい。SATA Configrationの項目を見るとAHCIになっている。
AHCI?確かに一度AHCIにしたことはあったけど、OSをVistaからXPに戻したときにIDEに戻したのではなかったか。

何でAHCIに変わってしまったのかわからないが、とりあえずIDEに戻してBIOS設定を上書きする。BartPEで起動してみると前回認識されなかった内蔵HDDやDVDドライブも見えている。
念のためもう一度TrueImageでのリカバリーを試してみるが、やはり失敗する。バックアップファイルは本当に壊れているようだ。

昔のSSDで起動


これでOS再インストールできる状態に戻ったのだが、ふと消えてしまったSSDストライピングドライブにOSをコピーした元のSSDドライブが残っていることを思い出した。MBRも入っているはずなのでこれを起動デバイスに指定してやればそのまま起動できるはずだ。

今年1月にストライピングに引っ越したので若干設定が古いかもしれないが、OSを再インストールするよりは再設定の手間はかからないはずだ。
マザーボード上の6個のSATAコネクタはすべて使い切ってしまっているので、SATA_RAIDコネクタというのに接続する。確か普通のSATAコネクタとして使えるよう設定していたはずだ。BIOSで起動ドライブに指定して立ち上げると、無事にWindowsが起動した。
起動前にOS選択画面が現れた。XPとWindows7を選択する画面だ。Windows7のベータ版をインストールしていたことがあったので、NTLDR*5の前にBOOTMGR*6を起動するようブートセクタが書き換えられているということだ。
Windows7は使用期限が切れてとっくに消しているので、必要ない画面だが、EasyBCD*7でBOOTMGRの設定を変えてやれば選択画面が出ないようにできるはずだ。
デスクトップは半年以上前に見慣れたもので、ちょっと懐かしい気がする。

今回のようなことがあると、バックアップソフトで毎日バックアップとるより、確実に起動できるデバイスに直接バックアップしておく方が間違いないなと思った。*8

昔の起動ディスクとはいっても、主なプログラムはすでにインストール済みで、同じSSDなので、SSD用の設定も済んでいる。マイドキュメントやメーラーの保存先も起動ドライブとは別のドライブに指定しているので、問題ない。Program Filesにインストールしたアプリケーションのバージョンをアップするぐらいで済んだ。WinampはバージョンアップしてAsioプラグインをインストールした。
Program Files以外では、ActivePerlを5.12.1にバージョンアップしてJcode.pmをインストールした。

OS再インストールからだと元の環境に戻すまで半日以上かかるが、半年前でも起動ドライブがあれば30分ほどで済む。

ブルースクリーン解消?


結構大変だった今回のトラブルだが、一つだけいいことがあった。
朝のブルースクリーンが発生しなくなったことだ。

前回導入した水冷CPUクーラーのおかげでCPU温度がアイドリング時60℃台から20℃台にまで下がっていたのだが、起動ドライブを交換してから30℃台に上がった。ハード的には何もいじってないはずなのだが、起動SSDを追加したときにIDEケーブルにさわって空気の流れが悪くなったのかな?それにしても十分冷えてはいるが。

リカバリー不能


落ち着いたところで、バックアップも兼ねてSSDストライピングにリカバリーすることにした。
以前のTrueImageによるバックアップファイルは壊れていたので使用できないが、旧SSD起動ドライブの設定を現在用に調整した上で新たにバックアップをとり、そのバックアップデータでSSDストライピングをリカバリーしようということだ。

ここでちょっと注意すべき点がある。旧SSDの容量は32GBで、SSDストライピングはSSD2個分で64GBある。32GBのドライブのバックアップで普通に64GBをリカバリーすると、32GBのパーティションに復元されてしまうのだ。
こういう場合、バックアップソフトで、復元するパーティションサイズを調整できるはずだ。TrueImageも当然あるはずなのだが、なぜかパーティション変更のオプションが現れない。
リカバリーはパーティションとMBR個別に行えるようになっているのだが、どうもパーティションとMBR両方を一緒にリカバリーしようとするとパーティションの変更オプションが使えないようだ。仕方ないので、まずMBRを復元してからパーティションをリカバリーする。

今回はリカバリー前にちゃんとベリファイもして、エラーも出ずに無事リカバリーが終了した。

BIOSでリカバリーしたドライブを起動ドライブに変えて起動してみたが、なかなかOSが起動しない。しばらく待っているとパソコンから突然警告音が響いた。どこから音が出ているのかわからないが、とりあえず問題があるようなので、起動ドライブを元に戻して起動してみる。
すると、Windowsは立ち上がるが、立ち上がると同時に先ほどの警告音がする。バックアップしたSSDストライピングがどうなっているか見てみると、エクスプローラには認識されていない。RAID管理ユーティリティで見てみると、RAIDが壊れていると表示される。警告音はRAIDカードが出していたようだ。
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LPデジタル化計画 2010年08月26日 18:20   編集

ブルースクリーン


朝になったらパソコンがブルースクリーンになっているというトラブルが頻発するようになった。BlueScreenViewで詳細を確認しようとしたが、記録されていない。なぜかミニダンプファイル*1が保存されていないようだ。
起動ドライブをSSDのストライピングにしている関係で、ページファイルをCドライブに作成しない設定にしているためかもしれない。

ブルースクリーンの中身をメモしておけば、調べようがあるのかもしれないが、今のところ原因は不明。心当たりがあるとするとオーバーヒート。
今年の猛烈な暑さのため、パソコンを置いてある部屋は、朝日の差し込む時間帯、室内温度が35~6度に達する。たまたまエアコンをつけっぱなしにしていたときは落ちていなかったので、ひょっとして原因は暑さ?
通常でも、CPUの温度がアイドル時で60度台と高めなのが以前から気にはなっていた。記録的な猛暑の日はハードディスクの温度も高いと警告が出ている。ブルースクリーンの本当の原因はともかくとして、冷却はいずれにしても何とかしなくてはいけないだろう。

P180のふたを開けてみると、結構熱気がこもっているようだ。P180はフロントには12cmファンを2個追加できるようになっているので、1個買って追加することにする。
CPUクーラーはCPU付属のものを使っていたので、これも交換する。パソコンショップで探すと、水冷クーラーというのが手頃な値段で売られている。The ECO Advanced Liquid Coolingという製品だ。ウチのパソコンにも取り付けられそうだ。

マザーボード取り外し


Liquid Coolingはマザーボードの裏にバックプレートを取り付けるタイプなので、いったんマザーボードをケースから取り外さなければならない。P5B Deluxeを取り外したのは初めてだが、マザーボードの裏を見てみると、リテールファンの4個のピンのうち、1個がうまく刺さっていなかったことがわかった。いまいち冷えていなかったのはこれが原因かもしれない。このP5B Deluxe@P180(ケースがP180でマザーボードがP5B Deluxe)に刺しているCore2Quad Q6600とリテールファンは元々会社のSoloで使っていたものだが、リテールファンは1度使うと2度目はうまく刺さりにくいようだ。はずすのもうまくいかないので、ドライバーでピンをつぶしてなんとか引き抜く。もう使うこともないと思うので廃棄処分する。

CPUにはべっとりとグリスが付着しているが、ティッシュでふきとると結構きれいに取れた。CPUと固定金具の間に入り込んでしまっているグリスもあるが、クーラーと接触する面だけきれいにしておけば大丈夫だろうと思ってそのままにしておく。固定金具も外さない。

The ECO Advanced Liquid Cooling取り付け


Liquid Coolingは2本のホースでポンプとラジエターがつながっている。ポンプをCPUに密着させ、ラジエターを付属のファンで冷却するようになっている。ケースについていたファンとこのラジエター付きファンを交換すればいいらしい。冷却効果を高めるためには、冷たい外気でラジエターを冷やせるように、吸気側に設置するのがベターらしいが、P180には吸気側のファンがない。今回フロントに吸気ファンを追加する予定だが、ここはラジエターが入るほどのスペースはない。
P180の上面ファンに取り付けようかと思ったが、ここにつけるとP5B Deluxeの8ピンのATX電源コネクタとギリギリ干渉するようだ。仕方ないので背面に取り付けることにする。ホースが結構固いので、ポンプがCPUの上にちゃんと設置できるか確かめてラジエター付きファンを取り付ける。背面ファンとCPUとの距離は近いので、そのまま近づけようとすると無理がある。ホースを巻き取るように回転させるとうまくポンプをCPU位置まで近づけられた。ポンプの下についているカバーを外してCPUの上に乗せる。CPUとの接触面にはすでにグリスが塗布されている。

ラジエターファンとポンプそれぞれに電源コネクタがついている。ファンの方が4ピンで、ポンプの方は3ピンなので、4ピンの方をCPUコネクタにつなぐ。

ついでにケースフロントに12センチファンを追加する。上部HDDケースを外して、じゃまになっていた黒いプラスチックの部品を取り外して買ってきたファンを取り付ける。もちろん空気の流れは外から中に流れる方向にする。

予想以上の冷却


取り付けが全て終わって早速起動してみる。するとSpeedFanの計測で25度!
何かの間違いではないかと思うほどよく冷えている。多少負荷をかけてやると30度台にまで上がるが、すぐに20度台に戻る。
リテールファンの設置が不完全だったことと、フロントファンを追加した効果もあるのだろうが、ここまで冷えるとは思わなかった。
ファンを1個追加しているのだが、音も特に気にならない。
もっとも現在パソコンの音より、外付け設置しているRAIDボックスの音の方がうるさいのでわからないというのもあるかもしれないが。*2

ところで名前がLiquid Coolingだけど冷媒は水じゃないのかな?

ブルースクリーン!


さあ、これでブルースクリーンともさよならと思って、朝パソコンの様子を見てみると、またもブルースクリーン・・・

原因はほかだったか・・・
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LPデジタル化計画 2010年08月26日 18:19   編集
SE-U55GXとDr.DAC2 DXをつないだ構成で録音を試してみたが、どうもうまくいかない。
24bit、96KHzの設定で録音しようとするのだが、再生してみると早回ししたような音になってしまう。Audacityのスピードの変更で再生スピードを落としてやると、45.9%ぐらいに再生スピードを落とすとまともに聞こえるようになった。
45.9%というと、96 : 44.1の関係だ。96KHzでサンプリングしたつもりが44.1KHzでしかサンプリングされていないようだ。

マニュアルを読むとDr.DAC2では、デジタル入力信号を無損失で録音できると書いてある。これはどういう意味だろう。
考えてみれば、Dr.DAC2は元々アナログ→デジタル変換はできない。ということはDr.DAC内ではサンプリングはできないので、44.1KHzで入った信号を96KHzに再サンプリングできるはずはないと考えた方が自然かもしれない。
入力は24bit 192KHzまで対応ということだが、これは元々192KHzでサンプリングされた信号を入力したら、それをアナログ化したり、そのまま通すことはできるという意味だろう。
Dr.DA2の光入力にはSE-U55GXからの光出力をつないでいるので、SE-U5GXからの出力が44.1KHzになっているということになる。U55GXは一応96KHz対応だが、サンプリング数はPCのアプリケーションで設定するようになっている。U55GX本体にはサンプリング数を指定するセレクタのようなものはない。現在の使用法ではU55GXはPCにはつないでいないので、PCからサンプリングフォーマットを指定することはできない。
それでもアナログ/デジタル変換ができているということは、デフォルトが44.1KHzで、その設定でサンプリングされているということか。

結局、Dr.DAC2を使った録音では44.1KHzでの録音しかできないということになる。96KHzで録音したいなら、SE-U55GXだけを使って録音するか、96KHzでサンプリングできるA/Dコンバータを追加する必要がある。もし、Dr.DAC2とつないで録音するなら、A/Dコンバータ本体でサンプリング数を指定できるようになっていないと、SE-U55GXを使った場合と同じ結果になってしまうかもしれない。

Dr.DAC2を購入したばかりなのに、さらに追加してA/Dコンバータを買う予算もないので、当面は現状の構成のままでいくしかないが、44.1KHzか96KHzどちらにしようか。少なくとも現状のオーディオ構成、私の耳でこの違いは聴き分けられない。
高サンプリングフォーマットもオーディオシステムがその高密度のデータをすべて再生できるならより高音質になるはずだが、多くのデータの処理が間に合わず遅延が発生したらかえって再生音質は劣化してしまうという説もある。

・・・とりあえず、残りのレコードについては44.1KHzでデジタル化するかな...
counter:2,124
LPデジタル化計画 2010年07月27日 11:23   編集

パワーアンプ故障


我が家では毎年暑くなってくると、頻繁に停電が発生するようになる。パソコンとRAID、ブルーレイレコーダーは無停電電源装置につないで停電に備えているのだが、長年使っていたパワーアンプ(パイオニア M-90)が、度重なる停電のためとうとう壊れた。
右チャンネルから音が出なくなり、逆に左チャンネルから異常に大きな音が出るようになってしまった。近所にパワーアンプの修理もやってくれる電気屋さんがあるので、とりあえず修理を頼んだが、
なんせ20数年前のアンプなので、パーツが入手できなければ修理できないかもしれないといわれた。

んー、修理できなかったらパワーアンプを買い換えるといっても、そう安い買い物ではない。パワーアンプなしでAVアンプから直接スピーカーに音を出すこともできるので、安物のパワーアンプを買うのではあまり意味がない。

SE-U55GX → Dr.DAC2 DX


停電しないよう、再三アンペアを増量するよう要求していたのに、聞き入れてもらえなかったのがアンプ故障の原因ということにして、嫁からアンプ購入資金を援助してもらうことを交渉してみる価値はあるかもしれない。しかし、どうせ同じ金額をかけるならパワーアンプ以外のところにかけた方が費用対効果を考えるとどうなんだろう。いろいろ考えているうちに、もしパワーアンプが直らなかったら、アンプはあきらめてオーディオプロセッサを更新しようということになった。
まだOSはXPだが、今使っているONKYOのSE-U55GXはVista以降に対応していないらしいので、この辺でVistaや7に対応したオーディオプロセッサに更新しておいた方がいいかもしれない。ONKYOにするなら後継機のSE-U55SXということになるのだろうが、イマイチ食指が動かない。デザインも安っぽいし。
上を見たらきりがないが、価格comでサウンドプロセッサ部門人気1位のDr.DAC2 DXが評判が良さそうなのでこれにする。・・・というわけでパワーアンプの修理がどうなるかわかる前にオーディオプロセッサを更新するということが決定事項になってしまった。

パワーアンプを修理に出している間、U55GXからイヤフォンで聞いていたが、とりあえずAVアンプから音を出せるようにスピーカーケーブルをつなぎ替えてみた。すると、右チャンネルから音が出ずに、左チャンネルからばかでかい音が出る。えー、壊れていたのはAVアンプの方だったか。AVアンプの場合、バランスなどの設定は電子的に記録されているっぽいので、設定を初期化してみると、あっさり症状が治ってしまった。

パワーアンプは引き続き使用できるようになったが、Dr.DACは買ってしまった。まあ、使ってみるしかない。
外観はかなり小さい。まさに手のひらにすっぽり載るサイズだ。早速つないでみると思っていた以上に音が変わった。音がさらにクリアになった印象だ。ボーカルは艶やかになり、低音が力強くなった。AVアンプから直接スピーカーにつなぐのと、パワーアンプ経由でつないだ場合の違いより大きいかもしれない。

DAC + ADC


しかし、誤算もあった。U55GXは、レコードプレイヤーのデジタル化にも使っていたのだが、Dr.DACではそういう使い方はできないようだ。名前の通りDr.DACに入っているのはDAC(デジタル→アナログコンバーター)のみで、アナログからデジタルへの変換はADC(アナログ→デジタルコンバータ)が必要だということだ。U55GXはこのADCも入っているのでレコードのデジタル化にも使えていたということになる。簡単に内部での処理を書くとこんな感じだろうか。
1.gif

最近めっきりレコードからのデジタル化もさぼっているが、ブルーレイレコーダーで録画した番組などからの音源取り込みにもADCが必要だ。*1
やはり、A/Dコンバータも必要なのだが、必要なときにU55GXに接続を変更するのも面倒だなと思っていたが、接続方法でU55GXのADC部分だけを活用できそうだ。
つまり、アナログ入力はU55GXにつなぎ、U55GXのデジタルアウトからDr.DACにデジタル入力につなぐ。Dr.DACのデジタル入力は1個しかないので、CDプレイヤーからのデジタル入力もU55GXにつなぐ。
アナログ→デジタル変換はU55GXで行うが、デジタル音声からUSB信号に変換?するのはDr.DACで行うことになる。
デジタル音声からUSBへの変換処理でも音質に影響していて、この処理部分がDr.DACの方が優れているならその分音質向上が期待できることになるが、どうなんだろう。
2.gif

図のように接続してみたら、無事にRCAコネクタからのアナログ入力もPCに取り込めた。U55GXはVista以降には対応していないということだが、U55GXは直接はPCにつないでいないので関係ないだろう。
OSを更新してもこのまま使い続けられるということになる。

アンプへの接続


SE-U55GXを使っていた時はSE-U55GXの光出力をAVアンプに接続していたが、考えてみればわざわざAVアンプを通す必要はない。
Dr.DAC2のRCA出力を直接パワーアンプにつなぐこともできるはずで、その方が余計な経路を経ることによる音質の劣化を避けることができるはずだ。
パワーアンプ(パイオニアM-90)にはプリアンプからの入力だけでなく、CDダイレクト、ラインダイレクトと3つの入力があるので、Dr.DAC2のRCA出力をラインダイレクト、CDプレイヤーからのRCA出力をCDダイレクトに接続してみた。
20年以上使っているアンプだが、ラインダイレクトを使うのは今回が初めてだ。コネクタキャップがはまっていたので、接触部分がさびてはいないようだ。

CDダイレクトとラインダイレクトを切り替えて聞き比べたとき、音質の違いはDr.DAC2とCDプレイヤー(マランツ CD-80)でのデジタル→アナログ変換プロセスの違いと考えていいだろう。
聞き比べてみると、ほんのわずかCDダイレクトの方が音の解像度、透明感でまさっているような気がしたが、同じ演奏部分を何度か聴きわけてみないとわからないレベルだ。
同じ曲をPCから再生して比べてみると、さすがにCDプレイヤーでの再生には劣るものの、AVアンプ経由での再生*2に比べると断然音の情報量が違って聴こえる。
なお、Dr.DACでは光での出力は常にUSBからの音になる仕様らしく、CDプレイヤーからDr.DAC経由での光出力は再生できないことになる。S/PDIFとUSBのセレクタもついているのだからRCA出力と同じように切り替えられるようになっていてもいいと思うのだが・・・
光出力端子はDr.DAC2にはついておらず、Dr.DAC2 DXで追加されたらしい。あとで付け足したカタチなので、なにかと制限があるのかもしれない。
ついでにいうと、光出力はUSBバスパワーで給電されているので、電源スイッチを切っても出力されている。スイッチを切ってインジケーターが全て消えた状態でも音が出ている。ちょっと不思議な気もするが、これで正常動作らしい。

オペアンプ交換


Dr.DAC2では、オペアンプが交換可能になっており、交換することによって音が変わるらしい。見た目はICチップの様なカタチをしている。アンプというからには、電気信号を増幅したりするものだろう。値段は1個数10円から数1000円だが、Dr.DAC2の交換用オペアンプとして人気が高いのは、OPA627BPというものだ。

Dr.DAC2で交換できるオペアンプは5個ある。ライン出力用とヘッドホン出力用オペアンプが各1個、それにFDO(フルディファレンシャルアウトプット)用オペアンプが3個という構成だ。ヘッドホンはほとんど使わないので、ヘッドホン用は関係ないとして、残りの4個がライン出力から出る音にどう関わっているのかがよくわからない。
たくさん交換した方が効果も大きいのだろうが、単体ではそれほど高価なパーツではないが、全部交換したりしていたらDr.DAC本体より高くなる可能性もある。

とりあえずOPA627BPを1セットだけ注文した。
標準で装着されているオペアンプはデュアルタイプ*3だが、OPA627BPはシングルと呼ばれるタイプで、デュアル用のソケットに装着するには通称ゲタと呼ばれる変換アダプタをかまさないといけないようだ。そして、1個のデュアルタイプオペアンプと入れ替えるには、シングルのOPA627BPが2個必要になる。
1個3000円台だが、これが2個プラス変換アダプタが必要になる。
AudioTrakでこれを組み合わせてハンダ付けまでしてあるのがセットで販売しているので、これを購入した。7700円。

とりあえず、ライン出力用を交換することにする。フロントパネルのねじ4個と、リアパネルのねじ2個を外すと基盤が取り外される。マニュアルではどれがライン出力用オペアンプなのかわからないが、ネットで検索すると、正面から見て一番右側、ボリュームつまみの奥にあるものだとわかる。かなり小さな部品なので、さすがに指ではさんで取り外すというわけにはいかないようだ。オペアンプの長編側には4本の端子が出ているので、端子のない短辺側にマイナスドライバを引っかけて少しずつ上に持ち上げて外す。専用の工具を使った方がいいかもしれない。
向きを間違えないように気をつけてOPA627BP×2を挿入する。

早速つないで音を出してみると、確かに変わった。ヴォーカルが艶やかになった印象。時々金属的に聞こえることもあるが、嫌いな音ではない。エージングでもう少し柔らかくなるかもしれない。
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LPデジタル化計画 2010年07月23日 11:22   編集
PCでの音楽再生にはWINAMPを使用しているが、WINAMPは音質がイマイチよくないという問題がある。これが何とかならないかと思っていたら、プラグインでなんとかなるようだ。

汎用ASIOドライバを使って高音質化する方法で、まずは
ASIO4ALLからASIO4ALLをダウンロードしてインストールする。注意すべきはオフライン設定を有効にしておくこと。

ASIO(アジオと呼ぶらしい。Audio stream input outputの略)とは、高級サウンドカードに使用されているオーディオデバイスのドライバインターフェイスのことらしい。Windowsのドライバインターフェイスなどに比べて遅延が少なく、OSのソフトウェアミキサーを介さないため音質の劣化が少ないということだ。
本来ならASIO対応の高級サウンドカードでないと使えないものだが、この汎用ASIOドライバを使うと、対応していないサウンドカードでもASIO対応にできるらしい。
ASIO4ALLをインストールしたら、WINAMPをASIO4ALL対応にするプラグインをインストールする。

インストールするプラグインは
otachanのMIDI/Audioソフトで公開されている
out_asio(dll).dll (dll version) Ver. 0.67 か
out_asio(exe).dll (exe version) Ver. 0.70
今回はexe版を使用した。解凍して
out_asio(exe)_070\bin\SSE2内からout_asio(exe).dll out_asio(exe).exe をWinampのPluginsフォルダにコピーする。

WINAMPを起動して、[Option]→[設定]→[プラグイン/出力]でout_asio を選び、設定ボタンを押す。とりあえずはデフォルト。

これでWINAMPで音楽を再生すると、確かに音質がよくなっている。全体的にクリアになり、高音の透明感が増し、低音もしっかり出るようになった。
ASIOプラグインを使って再生すると、WINAMPの音量調整は無効になり、再生中に他のアプリケーションで音を出そうとしても出なくなる。out_asioプラグインと同じサイトで公開されているWINAMP用入力プラグインを使えば、音量調整を有効にできるらしいが、そうするとファイルの情報表示が変わってしまい、ジャケット画像の設定などがやりにくくなってしまうので、使用しないことにした。音量はアンプのボリュームで調整すればいいので、たいした問題ではない。
もう一つ副作用として、音飛びが発生しやすくなった。Windowsで何か別の作業をすると、一瞬音が止まってしまう。何か操作しない限りは発生しないようだ。
再生を始めると、ASIOのアイコンがタスクバーに現れる。このアイコンをクリックすると、簡単な設定画面が現れる。レイテンシー(遅延)が手動で設定できるようだ。Window左下にあるAsio Buffer Sizeというスライダがそれで、デフォルトでは512(単位はsamples?)になっている。
少なくする(バッファサイズを小さくする)ほど遅延が少なくなり、高音質になるらしいが、あまり低くすると音飛びが発生しやすくなる。うちの環境では200ぐらいまでは大丈夫だったが、そこまで下げると24ビットファイルが再生できなくなってしまった。
24bitが引っかかっているのか、96KHzが引っかかっているのか。仕方がないので512に戻しておくが、24bitが再生できるぎりぎりまでバッファサイズを小さくした方が音質的にはベターなのかもしれない。
WINAMPではリプレイゲインによって、曲ごとの音量の違いを調整できる。これも無効になってしまうのかと思ったら、これは反映されるようだ。

多少不便になる部分もあるが、ASIOプラグインによる音質の向上はそれを補って余りあると思う。お金をかけずにここまでの音質改善ができるのなら、もっと早く試してみればよかった。もうこれは元には戻せない感じだ。
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LPデジタル化計画 2009年04月20日 20:36   編集
AVアンプを更新したのでメモ。
これまで使ってきたヤマハのDSP-AX2、まだ買って10年にもならないのだが、買い換えることにした。
テレビとレコーダーをハイビジョン対応に更新したら、これまでのようにAVアンプで映像・音声ともに切り替えることができなくなったということと、(まあ、これはほかの映像機器に切り替えるということもほとんどないので、たいした問題ではないのだが)
これに伴い、サラウンド再生ができなくなってしまったためだ。
ハイビジョンレコーダーからはデジタル音声出力があり、この音声をAVアンプに接続するとサラウンド再生ができるはずなのだが、ハイビジョンのサラウンドは従来のサラウンドとは規格が違うらしく、DSP-AX2ではサラウンド再生できない。
しょうがないので、サラウンドスピーカー(センタースピーカーは省略しているので、リアとサブウーファーだけだが)はハイビジョンレコーダーについているサラウンドのスピーカー端子に直接つないで使っていた。フロントは従来通りDSP-AX2からパワーアンプのM90経由でつないでいる。
しかし、これだとサラウンド再生と普通のステレオ再生の切り替えにリモコンが使えず、操作がめんどうになってしまった。

TX-SA805


例によって予算があまりないので、せいぜい10万円ぐらいしか出せない。ONKYOのTX-SA805にする。去年6月の発売なので、ECカレントで10万1,461円*1
と適当に値がこなれていること(定価18万9,000円)、同じ価格帯ののライバルに比べて出力が高め(180W)なこと、ONKYOのオーディオプロセッサーを使っているので相性がいいかなと思ったこと(あまり関係ないか)、使用しているPanasonicのテレビ、レコーダーのVieraリンクに対応していることなどが選択理由。

注文して4日ぐらいで届く。

機器との接続


レコーダーとアンプ、アンプとテレビとの接続は当然HDMI。これ1本つなげば、音声ケーブルをつなぐ必要がないので簡単だ。
レコーダーに差していたスピーカーケーブルをすべて抜くと、レコーダー周りもかなりすっきりした。AVアンプに差すケーブルもかなり少なくなった。CDプレイヤー、プレイヤーとの接続はオーディオプロセッサー経由なので、オーディオプロセッサーからの光ケーブル1本だし、レコーダーからはHDMIで映像、音声両方つながるので、音声ケーブルは必要ない。
あとはPS2の映像・音声と、めったに使わないレーザーディスク/DVDプレイヤーDVL-919*2とVHSビデオレコーダーぐらいだ。

1.png

スピーカーの接続


スピーカーの接続は以下のようになった。
フロントスピーカーは従来のように古いパワーアンプM-90経由にする。
サブウーファーもアンプ内蔵タイプなので、プリアウトからつなぐ。
センタースピーカーはこれまで省略していたが、画面に近いところに設置できそうなので、余っていたBOSEの101イタリアーノをつなぐ。イタリアーノはまだ3個余っているのであとはサラウンドバックスピーカーも設置したいところだが、スペースとスピーカースタンドがないので、とりあえず省略しておく。
TX-SA805では、フロントスピーカーをツイーター部分とウーファー部分を別々に駆動するバイアンプ方式でドライブできるようだ。フロントスピーカーに使っているBOSE363はツイーター端子とウーファー端子がついているので、使えるかなと思ったが、インピーダンス8オーム以上だそうだ。363は6オームなのでだめかな。プリアウトしているので、どっちにしても使えないか。

2.png
TX-SA805はサラウンドスピーカーの音量を自動設定してくれる仕組みがある。サラウンドスピーカーからテスト音を出して、リスニングポイントに設置したマイクで音量を測定し、調整するという仕組みらしい。
ヤマハのサブウーファーYST-SW320はサブウーファー信号出力が数分ないと節電のため待機状態になる。この待機状態のまま、自動設定しようとすると、サブウーファーを認識できなかった。あらかじめ待機状態を解除しておかなければならないようだ。

肝心の音だが、デジタルに変わって、クリアになったなというのが第一印象。サラウンド効果の方は、前回の設定からセンタースピーカーを追加したことになるが、正直違いはあまりわからない。以前イタリアーノをセンタースピーカーとして使っていたときは、フロントスピーカーとの音色の違いが気になったが、今回はあまり気にならない。
それと、リスニングモードがいろいろありすぎて何を選べばいいのかよくわからない。DolbyやDTS、THXぐらいは以前からあったが、Dolby PL2とかDolby EX Dolby Digital Plus Dolby TrueHD DTS Neo:6 DTS 96/24 DTS-ES DTS-HD Neural THX DSD AAC ・・・・・
といろいろある。いつの間にこんなに増えたんだ!
音源によって自動的に選択されるというわけでもなさそうなので、実際に聴いてみて選ぶしかないようだ。たくさんの選択肢の中から好みによっていろいろ選べると考えればいいのか。
PCで音楽を聴くときは、音をいじらずダイレクトに出した方がいいかなと思っていたが、これにもいくつか種類があるようだ。
左右フロントスピーカーからのみ音を出すSTEREO、入力ソースの音源のまま音を出すDIRECT、表示部を消してビデオ回路の電源を切り、ノイズの発生源を最小にすることで、より原音に忠実に再生するというPURE AUDIO
逆に2チャンネルの音源をサラウンドによって、より自然な音場を再現するというDolby PLllx Music、Neo:6 Musicなどというモードもあるようだ。
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LPデジタル化計画 2009年04月20日 11:19   編集
保存するファイルが増えたので、どんどんハードディスクの空きが少なくなってくる。内蔵HDDはすでに6個のHDD用ベイを使い尽くしたので、外付けのHDDを購入することにする。
USBタイプのは、アクセスが遅いので、E-SATA接続のを探したが、一体式(というのか?箱の中にHDDが入っているタイプ)のはけっこう高い。2TBで5万円とか、4TBで26万円もするのもある。GBあたりの価格は20円台から60円台。
内蔵タイプのHDDの値段が下がっているので、内蔵タイプとハードディスクケースを買うことにした。

SATAボックスレイド


センチュリーのSATAボックスレイド EX35PM4B-PE \20,700
これに1TBのWD10EADS \7,765×4
を入れることにする。1TB4個で合わせて4TB \51,760
これだと、約13円/GBとなってかなり安くすむ。
SATAボックスレイドはポートマルチプライヤ*1対応のE-SATAで、RAIDも使えるというのにちょっと惹かれた。E-SATAなので、RAIDにしなくても、USB接続よりはアクセスは速いだろうが。

P5B-D@P180にはe-SATAコネクタはあるが、RAIDを使うには、付属のe-SATAインターフェースカードを使うように指定されている。マザーボードに標準でついているe-SATAコネクタはポートマルチプライヤに対応していないケースが多いからのようだ。
インターフェイスカードは、PCI Expressのスロットに差し込むタイプで特に問題はない。SATAボックスレイドへのHDDの取り付けも特に問題はない。HDDをレールに沿って押し込めば、奥にあるSATAコネクタに勝手に刺さるようになっているので、取り付けは簡単だ。差し込んだ後、両サイドから手回しネジで固定するようになっているが、差し込んだだけでしっかりとホールドされている感じだ。両サイドのネジはEX35PM4B-PEのカバーを外さないと取り付けられないが、このネジを省略したら、HDDの交換はかなり手軽に行えるのではないかと思った。

EX35PM4B-PEは、4個のHDDをそれぞれ単独で動かすことも、合体させて1つのドライブとして使うこともできる。RAIDはストライピング、ミラーリング、ミラードストライピング、パリティ付きストライピングが選べる。一度選んだらほかのモードには簡単に変更できないので、どれにするか決める前に、各モードでのアクセススピードを調べてみた。
HD Tuneで調べてみると、Transfer Rate Averageで
独立モード      75MB/sec
ストライピング      105 MB/sec
ミラードストライピング      95 MB/sec
パリティ付きストライピング      35MB/sec

WD10EADSは5000回転らしいが、単体でアクセスしてもそこそこ速いようだ。USB外付けのハードディスクはもちろん、内蔵の古いSATA接続のHDDより速い。
(ついでにほかのHDDも調べてみたが、前回購入したWDC WD6400AAKS-27A7Bが90MB/sec以上と、かなり速いのに驚いた。)

RAIDでは、ストライピングが当然一番速いが、4個のハードディスクのうち、1台でも壊れると全体のデータが壊れる。データクラッシュの危険が4倍に増えることになる。
パリティ付きストライピングはかなり遅いという噂だったが、本当に遅かった。これだとRAIDにした意味がない。

ミラードストライピングもそれほど速いという印象ではない。独立モードと大差ないが、安定はしている。使える容量が半分になってしまうが、4TBの半分の2TBも使えれば、当分容量に不足はないだろうということで、しばらくミラードストライピングで運用することにする。重要なデータはどちらにしてもバックアップの必要があるから、バックアップの手間がかからず、アクセスが速くなったと考えればいいだろう。
ストライピングにしたらHD Tuneでも、ひとつのドライブと認識されるようだ。SMART情報も見られる。温度も表示されるが、これはは4台の平均だろうか?これによると、ほかの内蔵ドライブに比べてかなり冷えているようだ。今は室温が低いせいもあるだろうが、常に30℃以下を保っている。その代わり、ファンの音がけっこううるさい。EX35PM4B-PEのファン1個でP5B-D@P180よりもうるさい。これだけ冷えるのであれば、ファンを回転数変更できるタイプのものに交換してゆっくり回してもいいのではないかと思った。

ファン交換


ということで、オウルテックのF8-SS \2,280
回転数1,300rpm ノイズ12dB 風量0.46m3/min
というのに交換することにする。12dBということで、さすがに静かになった。
F8-SSに限らず、ケース用ファンの電源ケーブルは3ピンか4ピンになっているのが多いが、元からついていたファンは2ピンタイプだったので、2ピン-3ピン変換ケーブルをはさんだ。冷却能力だが、交換後も20度台をキープしているので特に問題はなさそうだ。

運用


スピードアップ+データの保護が目的なので、ウチで頻発する停電のせいでRAIDが壊れたらたまらない。なのでSATAボックスの電源も無停電電源装置からとることにする。そのほかのUSB接続の外付けHDDもUPSからとりたいところだが、あまりタコ足になるのも考え物なので、USBタイプのは普段は電源を落としておく。
SATAボックスのミラードストライピングというのはストライプされた領域をミラーリングするもので、RAID0+1などと呼ばれているものらしい。逆に先にミラーリングしてからストライプするタイプはRAID1+0とかRAID10と呼ばれて微妙に違うらしい。
→PC/RAID01とRAID10?
いずれもRAIDを構成するHDDのうち1個が壊れた場合は、データが復旧できるが、同時に2個壊れたときにはRAID10の方が復旧できる確率が高いらしい。RAID10の場合は2/3、一方RAID0+1の場合は1/3の確率でしか復旧できない。(HDD4個の構成の場合)

どちらにしても普通のハードディスクに保存するよりは信頼性はアップすることになると思う。これまで重要なデータであるビデオやデジタル化音楽ファイルはまず内蔵HDDに保存後、ほかの内蔵HDDにバックアップしていたが、より安全性を考慮するなら、まずRAIDに保存後、内蔵HDDにバックアップした方がいいかもしれない。

RAIDコントローラ入れ替え


RAID5が極端に遅いのは付属のRAIDコントローラが安物のためという話を聞いたので、まともなものに変更してみることにする。評判が良さそうなHighPoint社のRocketRAID2314を発注。HighPointのサイトで、eSATAとポートマルチプライヤ対応を謳っているのはRocketRAID2302だけだったが、2314もドライバのアップデートでポートマルチプライヤに対応するらしい。それにEX35PM4B-PEでの使用例の報告はほとんど2314なので2314を選ぶ。2314の方が2302よりちょっと高いが(2万円くらい)、eSATAコネクタが4個もある。

SATAボックス付属のeSATAカードを外してからRR2314を取り付けようとするが、PCI-Express x1スロットに入れようとして入らず、ちょっと焦った。x4 x8 x16スロットに対応ということなので、未使用のx16スロットに挿す。

SATAボックスをつないでPCを起動すると、ユーザーガイドの説明通り、起動時にRocketRAID BIOSユーティリティが起動するが、この時点ですでに接続した4個のハードディスクを認識しているようだ。BIOSをアップデートしないとポートマルチプライヤに対応しないのかなと思ったら、もうすでに対応済みのようだ。そのまま放っておくと、普通にOSが起動してしまった。

XPが起動すると、新しいハードウェアが見つかりましたというウィザードが出る。
ユーザーガイドの「既存のWindowsにRocketRAIDドライバをインストールする」の説明に従って、あらかじめ作っておいたドライバインストールフロッピーからインストールする。ガイドによると、インストール後の「再起動するか」の問いには「No」を選び、続いて2度目のハードウェア検出ウィザードが出るので、上記の手順を繰り返すということだったが、2度目は出なかったので、そのまま再起動する。

今度はBIOSユーティリティ起動時にCtrl+Hを押してBIOSユーティリティにアクセスしてみる。RAID管理ユーティリティをインストールすると、Windows上からRAIDを作成することもできるようだが、このBIOSユーティリティでもRAIDを構築できるようなのでここで作ることにする。

冗長RAIDを作るにはハードディスクを初期化しておかなければならないということなので、InitializeコマンドでHDDを4個とも初期化する。これは一瞬で済むようだ。
HDD4個とも使ってRAIDを作成することにする。RockeTRAIDでは、RAID5でもそこそこ速いらしいが、RAID10のほうが、スピードも信頼性も高そうなのでRAID10にする。RAID5だと4TBのHDDのうち3TBが実質の容量として使え、RAID10だと4TBのうち半分の2TBしか使えないと、容量の面では不利だが、XPではどうせ2TBまでしか認識されない。ダイナミックディスクにしたり、RAID5で1.5TBずつの複数のアレイを作るという方法もあるらしいが。
ユーティリティを終了しOSを起動する。

Windowsの「コンピュータの管理」-「ディスクの管理」ウインドウで新しいパーティションを作り、ドライブ文字を割り当てる。今回はクイックフォーマットではなく、普通のフォーマットをやってみる。4時間ぐらいかかった。
RAIDドライブがマウントされると、早速ベンチマークを試してみる。使用したのはCrystalDiskMark

SATAボックス付属カードでミラードストライピングにした時は
Sequential Read :     108.9 MB/s
Sequential Write :     51.54 MB/s
Random Read 512KB :     43.99 MB/s
Random Write 512KB :     54.48 MB/s
Random Read 4KB :     0.596 MB/s
Random Write 4KB :     1.884 MB/s

だったのが、
今回は
Sequential Read :     122.415 MB/s
Sequential Write :     72.586 MB/s
Random Read 512KB :     47.501 MB/s
Random Write 512KB :     86.903 MB/s
Random Read 4KB :     0.833 MB/s
Random Write 4KB :     2.352 MB/s

だった。どの項目もスピードアップしているが、劇的というほどではない。
SmartHDDやCrystalDiskInfoなどのハードディスク情報を表示するソフトで、これまではSMART情報が得られていたのが表示されなくなった。

RocketRAIDのマニュアルにはS.M.A.R.T.対応っぽいことが書いてあったのだが、付属CDからインストールするRAID管理コンソールからのみ、S.M.A.R.T.情報が得られるということのようだ。そのRAID管理コンソールをインストールしてみることにする。

RAID管理コンソール


付属のCDから「Install RAID Management Software」でRAID管理ソフトをインストールする。「Management Console」と「Service Manager」というソフトが追加されるようだ。
「Service Manager」はよくわからないが「Management Console」の方を起動してみる。
ユーザーガイドによると、ログオンするまでRAIDアレイを操作できないとある。デフォルトのユーザー名「RAID」とパスワード「hpt」でログオン後、プロンプトに従ってパスワードを変更する。
頻繁に使いそうなのはManagementメニューのArray ManagementやDevice Managementか。
Array ManagementでRAIDアレイを作成したり、削除したりできるようだが、すでにBIOSユーティリティで作っているので、そのRAIDアレイが表示されている。
また、このウインドウでRAIDのベリファイやリビルドができるようだ。
試しにベリファイを実行してみると、エラーメッセージのようなものが出て、リビルドを始めた。壊れていたということか?完了するのにかかる見込み時間は結構長い。リビルド中は結構PCが重くなる。一度リビルドが終わると、もう一度ベリファイしても、リビルドは行わず、ベリファイ実行中となる。これもかなり時間がかかるようだが、リビルドの時のように重くなることはないようだ。データの信頼性確保のためにはベリファイを定期的に行う必要があるということなので、管理コンソールでスケジュールすることにする。
これはManagementメニューのTask Managementから設定する。
counter:2,267
LPデジタル化計画 2009年04月20日 11:16   編集
iVIS HG10で撮影した映像の再生はパソコンに頼るしかないようだが、いちいちDVDに焼くのは面倒だ。
ビデオカードをDVI×2出力のもの(EN8600GT/HTDP/256M)に変更して1本をプラズマにつないだ。こうすれば、パソコンからビデオで撮影した映像が見えるので、映像ファイルをハードディスクに保存するだけで済み、楽だ。ハードディスクから直接再生するとなると、iVIS HG10に同梱されていたWinDVD SEで再生することになるのだが、やはりおまけだけあって上位版にあるほとんどの機能が省略されており、イマイチ使いにくい。
特にファイルが増えてくるとどのファイルがどのような映像だったかわけわからなくなってくるので、サムネール表示機能は是非とも欲しい。WindowsのExplorerなどでは、M2TSのサムネールは表示してくれないので、なんとかプレイヤーで対応してほしいところだ。

最悪のWinDVD Plus


AVCHD対応のプレイヤーはフリーウェア含めていくつかあるようだが、ビデオカメラに付属していたこのWinDVDの上位版にするのが無難かなと安易に考えてしまったのだが、これが大失敗だった。
上位版はWinDVD9ということになるのだろうが、WinDVD9はAVCHDに対応していないということなので、さらに高いWinDVD9 Plusにする。おそらく機能省略版だと思うSEでもAVCHDに対応しているのに、なんで?と思うが深く考えなかった。今にして思うと体験版を試してみれば良かったと思う。

相当評判の悪いソフトであることは、ネットでの情報などからある程度覚悟はしていたものの、ここまでひどいとは思わなかった。

まずとんでもなく重い。


ウチの環境は、WinDVD9 Plusのマニュアルに書いてある「Blu-ray ディスクおよび HD DVD ディスクの再生」のための推奨システム要件(AVCHD再生のための要件というのは書いてなかった)である
Core2 Duo 2.13 GHz以上、メモリ1GB以上、グラフィックスカードGeForce 8400 以上は満たしている。

にもかかわらず、起動に1分以上、プレイリストの読み込みに2分、さらにファイルを選んで再生するまでにさらに数10秒もかかる。
肝心の再生画像の画質だが、全体にかげろうがかかったようにゆれて、とてもまともに見られるものではない。
データ量の多いハイビジョン画像を扱うのだから、ある程度重くなるのもやむを得ないと思うが、WinDVD SEではある程度サクサク動いていたのに、なぜこのようなことになるのか。はっきり言って、とても金を取って売れるようなしろものではないと思う。

インターフェイスもお粗末だ。ソースメニューに「ファイルから開く」、「フォルダから開く」というのがあるので、これからAVCHDファイルが開けると思うのが普通だと思うが、開けない。WinDVD SEでは同様の操作でm2tsファイルが再生できるのだが。
「フォルダから開く」にしても、「選択されたフォルダには有効なDVDイメージがありません」と出る。DVDだけじゃなくてブルーレイやAVCHDの再生も謳ってるんじゃなかったっけ・・・

マニュアルにもAVCHDファイルの再生方法の説明がないので、いろいろ試したところ、プレイリストを作ると再生できることがわかったのだが、このプレイリストがまたひどいしろものだった。まず起動が遅くてイライラさせられる。その間は他のアプリを巻き込んでPCをフリーズさせてくれる。このプレイリストにファイルやフォルダを追加するのだが、フォルダを指定して実際にファイルが追加されるまで1分以上かかり、その間またフリーズする。このプレイリストは単に「20080621184800.M2TS」のようなファイル名が表示されるだけで、サムネール表示などの機能はない。ファイル名のリストを作っているだけなのだが、それだけでなんでこれだけ時間がかかるのかが理解できない。いったんプレイリストを作ったら、次からの起動は速いだろうと思ったら、またまた1分以上待たされる。ご丁寧に再検索しているのか・・・

さらに、このプレイリストはサイズ変更ができないので、広げてもっと広い範囲を見ることも、じゃまなのでちょっと小さくしておくということもできない。こんなプレイリストならない方がましだ。少なくとも私は使いたくない。なんとかプレイリストも使わずM2TSファイルを再生する方法がないか調べてみた(そのために買ったソフトで、ここまで苦労させられるとは思っても見なかった・・・)。
WinDVD SEの場合、M2TS拡張子をWinDVD SEに関連づけることでM2TSファイルのダブルクリックで開けるようになったのだが、Plusの場合、それもうまくいかないようだ。結局、唯一うまくいったのは、ファイルのドラッグ&ドロップだけだった。いったいAVCHDの再生はどのような使い方を想定しているのか聞いてみたい。

このままだと、本当に捨てるしかなかったのだが、CORELのサイトからアップデータをダウンロードして当ててみると、起動はかなり速くなった(といっても、フリーウェアのOXYGEN AVCHDプレイヤーに比べると5倍くらい遅い。しょーもない起動時のアニメーションなんかなくせばいいのに。)。それと、プレイリストのとろさと役立たずは相変わらずだ。

AVCHDフルサポートというのはいったいどういう意味なのか。m2tsファイルはWindowsのExplolerなどでは、サムネール表示できないので、m2tsが読めるソフトでのサムネール表示を期待したのだが、今回は完全に私の失敗だった。

サムネールなしだと、とてもハードディスクへの直接保存だけでは管理が難しいので、なんとか別の方法を考えることにする。
カメラに付属のバックアップソフトHGBACKUPを使うと、MTSファイルのほかにも、jpgのサムネール画像が保存されるようだ。これはどうもカメラの液晶ファインダー表示用にカメラ本体で作られたサムネールをそのままコピーしているだけのようだ。このサムネールはカメラに保存されている映像に連番を振っただけのファイル名になるので、M2TSファイルと連動させるのは難しいようだ。AVCHDファイルの管理は自動的に撮影年月日名のフォルダに保存されるM2TSで行いたいので、このサムネールは使えない。

やむを得ずCGIでM2TS再生


WinDVDのSEになくてPlusにはある機能として、制止画キャプチャー機能がある。せっかくだから、この機能を使ってサムネールを作ることにする。
サムネールで再生する動画を選び、そのサムネールをクリックすると、M2TSファイルを再生するという風にしたいのだが、しょうがないので、またもCGIでやることにした。
ハードディスク上のM2TSファイルを検索し、そのM2TSファイルを再生するためのリンクに、同名のサムネール画像を貼り付けるという感じだ。

ところで、Plusのキャプチャー機能だが、これがまた使いにくい。キャプチャーボタンを押すと、画像表示リストが表示され、撮影ボタンを押すと、制止画が保存されるが、画像サイズや、画像形式、キャプチャーファイルの名前など一切カスタマイズできず、capture(連番)という名前の1920×1080(動画ファイルと同じサイズか)のbmpしか選べない。せめてM2TSファイル名を頭につけるオプションでもあればだいぶ助かるのだが、しょうがない。
それと、キャプチャー関係でかなりやばいバグがあった。再生を一時停止した状態にしてキャプチャーすると、100%の確率でフリーズする。こうなると、WinDVD9 Plusを強制終了するしかなくなるが、そうするといきなりブルースクリーンになってOSが強制再起動となる。ハードディスクに書き込みなどしていたら、一発で壊れていただろう。一時停止させて静止画キャプチャーするなんて、よくやることだと思うのだが、これはウチの環境だけの問題なのだろうか。

停止状態でのキャプチャーができないので、けっこう忙しい。M2TS再生をはじめてキャプチャーリストが表示される頃にはだいぶ再生が進んでしまっているので、頭付近まで巻き戻してキャプチャーしなければならない。もっともこれは必ずしも頭の絵ではなくても動画ファイルがわかればいい。せっかく手作業でキャプチャーするのだから、いい絵を探してキャプチャーしたほうがいいだろう。
すると、キャプチャーフォルダにcapture01.bmpというようなファイルができているので、これを元のM2TSファイルにつけられている20090104223648というような名前に変更する。
1920×1080のbmpをそのまま使うわけにはいかないので、サイズを縮小してjpgに変換する必要がある。これはフリーウェアのiviewでまとめて行えるので、たいした手間ではない。

ここまで手作業でやったら、あとはCGIに任せる。
cgiでWinDVD PlusにM2TSファイルを渡して再生させる方法だが、よくわからなかったので、バッチファイルを使うことにする。M2TSファイルに関連づけたリンクを押すと、
WinDVDのパス M2TSファイルのパス
を書いたバッチファイルを作成し、リダイレクトでそのバッチファイルを実行するという仕組みだ。リンクボタンを押すと、保存・実行ダイアログで、実行ボタンを押さなければならないというのが一手間かかるが、これはブラウザの設定で何とかなるのか。
リダイレクトの直後にバッチファイルを削除してしまうと実行できないようなので、バッチファイルは次のCGI実行時に削除することにする。

ということで、以下作ったM2TSファイル再生用CGIを紹介する。

なお、ホワイトブラウザやPicasaでM2TSのサムネールが表示されるという情報もあるのだが、ウチでは表示できなかった。コーデックかなんか入れると表示されるようになるのだろうか。Picasaではサムネールは全て黒味になってしまうが、再生は不安定ながら対応してそうな気配なのでおしい。そのうちアップデートで対応してくれるようになるとありがたいが。

play_avchd.cgi


このCGIはWEB上に設置するものではなく、あくまでローカル環境で使うためのものだが、いちおうサンプルをアップしてみた。
ローカルにあるファイルを再生することを想定しているので、サムネールをクリックしてもサーバー上のファイルを再生することはできない。
サンプル
Corelのバックアップソフトで作成されるフォルダ構成に従って、$movie_folder内に作られた「20090112」(年月日)のようなフォルダ内にある「20090112152100.M2TS」(年月日時分秒.拡張子)のような名前のファイルを再生するリンクを表示する。このM2TSファイルと同じ名前のJPGファイルがあれば、リンクにサムネールを表示する。$movie_folderの指定やAVCHD再生に使用するプレイヤー、対象となるファイルの拡張子などは、設定画面で指定する。
実際には再生するファイルはM2TSやMTSだが、サーバーにそんな重いファイルをアップしたら大変なので、サンプルではmpgやwmvも再生する対象にしており、プレイヤーはAVCHDプレイヤーではなく、Windowsメディアプレイヤーを使う設定にしている。

おまけとして動画への一言コメントの入力と表示、年・月・日単位でのサムネールの表示/非表示切り替え機能などがついている。
サムネールを表示するためには手動でプレイヤーからキャプチャーしなければならないというのがめんどうだが、M2TSのサムネールが表示されないのはもっとストレスがたまるという方は、試してみる価値があるかもしれない。ただし、ローカルでCGIが動くことが条件だ。

Windows7でM2TS再生


Windows7ベータをインストールしてみたのだが、Windows7ではM2TSファイルがExplorerでサムネール表示されるようだ。デフォルトでWindowsメディアプレイヤーに関連づけられているようで、もちろん再生もできる。画質もWinDVD9よりきれいだ。WinDVDではインターレース付きの30fps、Windows7ではそれを60fpsのプログレッシブに変換して再生しているという感じ。
うーん、これができるんなら何も苦労する必要はないのだが。あんな出来損ないのWinDVD9 Plusを買う必要もないし。
XPでも、なにかコーデックを入れてやるとメディアプレイヤーでM2TSが再生できるようだ。しかし、サムネールは表示されない。
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LPデジタル化計画 2009年04月20日 11:12   編集
ビデオカメラの調子が最近悪く、テレビや録画装置はハイビジョン対応に更新したので、ビデオカメラもそろそろ買い換え時かなと思っていたのだが、完全に壊れてしまった。それも子どもの運動会前日の夜に壊れていることがわかったので、修理も間に合わない。急遽新しいカメラを買うことにした。
子供の運動会は朝9時半に始まるのだが、電器屋のオープンは10時。9時50分ぐらいに予定されている最初の出場種目はあきらめて、10時40分ぐらいの2個目の競技になんとか間に合わせようと計画を練る。10時のオープンと同時に買って、できたら購入手続き中にバッテリーを充電してもらい、そのまま小学校に駆け込めば、なんとか2番目の競技に間に合うかもしれない。
店でゆっくり機種を選んでいる時間はないので、WEBでめぼしいカメラをリストアップしておくことにする。ハードディスク録画タイプのものがいいと思って、パナソニックのHDC-HS9を第一候補、CanonのiVIS HG10を第2候補にしておく。

当日、家族を送り出した後、10時前から電器屋の駐車場で待機。オープンと同時にビデオカメラコーナーに駆け込む。候補の2機種とも在庫はあったが、地元の電気屋なのでやはり高い。価格comの最安値より2万円は高い。*1特にHDC-HS9は10万円以上したので、iVIS HG10にする。三脚もついでに買って10万をちょっと超えたぐらい。

店での充電は断られたので、速攻で帰宅し、充電しながら取説に目を通す。20分ぐらいしか充電できなかったが、子どもの出番の1つ前の競技が始まったという連絡を受けて家を出る。ぎりぎりセーフ。2種目めが終わった時点で再度帰宅し、充電する。

iVIS HG10だが、さすがにハイビジョンということで画質はいい。録画モードは15MbpsのHXP、9MbpsのXP、7MbpsのSP、5MbpsのLPと4種類ある。デフォルトのSPでも十分な画質だと思ったが、最高画質のHXPでも5時間半撮れるので、一応HXPに設定変更しておく。

映像の保存と再生


しかし、じっくり考えて機種選択していないので、映像の再生と保存に問題があることに気づいた。
カメラから直接再生する場合は、カメラのHDMI出力からテレビにつなげばいいのだが、HDMI入力がテレビの裏にしかないので、つなぐのが非常に面倒だ。(でかいテレビを狭い部屋に無理矢理設置しているので、部屋の中ではテレビの裏に手が届かず、いったん庭に出て、窓を開けて外からいじるしかないのだ。)

レコーダーに保存できない!


予想外だったのは、録画に使用するつもりだったブルーレイレコーダーにデジタルで一切録画できないことだ。
まず、ブルーレイレコーダーにはHDMI入力がないので、HDMIでレコーダーに録画することはできない。パナソニックのHDC-HS9だったら、SDカード経由でレコーダーに取り込めるらしいが、HG10だと、SDカード(マイクロSDカード)には制止画しか保存できないので、この方法は使えない。*2 
さらに、レコーダーにはDV入力端子があるが、HG10にはDV端子がなく、USB出力しかできない。
残された方法はコンポジットかコンポーネントでの録画ということになるが、いまさらSDにダウンコンされた映像を保存してもしょうがない。どうやらパソコンとの連携がメインの機種だったようだ。

パソコンへ保存


となるとパソコンに頼るしかないようだ。付属のユーティリティをインストールしてパソコンへの取り込みを試してみる。
パソコンへはUSBで取り込むのだが、これはけっこうあっさり取り込めた。録画時間の数分の1ぐらいの時間しかかからない。
これまでビデオカメラの映像のダビングは録画時間と同じだけかかるのが当たり前と思っていたので、これはかなりうれしい。
取り込んだ映像はパソコンではすぐ見れるが、テレビで見るにはDVDかBDに焼く必要がある。これも付属のソフトで簡単にできる。うちのパソコンにはDVDドライブしかないので、DVDに焼いてみた。せっかくのハイビジョン映像の画質がどうなるかなと思っていたが、AVCHD方式で焼けるようだ。ブルーレイレコーダーは割と初期のタイプだったので、AVCHDに対応しているのかなと思ったが、少なくとも再生は問題なくできるようだ。AVCHDフォーマットでDVD1枚に1時間弱分の映像が書き込めるようだ。(XPモードで1時間らしい)
AVCHDの画質は問題ないが、チャプター選択などレコーダーでの操作はかなり重い。チャプターから次のチャプターへの移行にもかなり時間がかかるが、まあこの辺は仕方ないか。
PCへのバックアップは2種類のソフトがある。HGBACKUPというバックアップ専用のソフトとCorelのバックアップ、オーサリング連携ソフトだ。(別のソフトを同じランチャーで起動しているだけのような気もするが。)
CORELのソフトだと、バックアップする映像を指定することができるが、HGBACKUPを使うと、カメラのハードディスク内の映像を全てバックアップしてしまう。カメラのハードディスクから映像を消さない限り、何度も同じ映像をバックアップしてしまうので、効率が悪い。保存されたファイルはそれぞれMT2S、MTSという拡張子になる。中身はどうも同じっぽいので、CORELでのバックアップだけでいいのかなという気もするが、とりあえず両方の方式で保存しておくことにする。HGBACKUPで同じ映像を何度も保存しないために、一度バックアップしたらカメラ内の映像は全て消すことにする。
AVCHDならDVDからハードディスクに戻すこともできるようだが、とりあえずDVDに焼いた分も含めて、映像はすべてハードディスクに残しておくことにする。
ハードディスクがクラッシュしたら映像がすべて消えてしまうので、バックアップファイルは別のハードディスクにさらにバックアップする。
基本的に撮った映像はすぐにパソコンに移動して、カメラには貯めておかないという使い方になりそうだが、となると家族が見れるようにするには、すぐにDVDに焼かなければならないか。HDMIかDVI出力のあるデュアルモニター対応のビデオカードを買って1つをテレビにつないでしまえば、いちいちDVDに焼かなくても、直接パソコンで再生するという方法もあるが、現状で唯一映像ファイルを再生できる付属のCORELのソフトは映像のサムネイルも出ないなど、いまいち使いにくい。

ブルーレイレコーダーで録画できなかったのは誤算だったが、もしこのブルーレイレコーダーで録画するとしたら、AVCHDの録画に対応していないタイプの機種なので、まだまだ高価なBD-Rに保存するしかなかった。PCへのバックアップも思ったより手軽にできるし、安価なDVDにハイビジョンクオリティで録画できることになってかえって良かったかもしれない。うちの環境ではHG10を選んで結果オーライだったようだ。
ところで、我が家のデジカメもかなり古いタイプで、肝心なときに乾電池が切れることが多く、充電式の新しいカメラに買い換えたいと思っていたのだが、HG10の静止画はデジカメ並みにきれいに撮れるので、しばらくはこれで十分のようだ。最近のデジカメ専用カメラはもっときれいになっているのかもしれないが、少なくとも我が家のデジカメには負けていない。フラッシュもついているし、解像度も2048×1536、1920×1080と十分だ。なんといってもビデオカメラとデジカメと2個もカメラを持ち歩かなくて済むところが楽だ。
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