O open


open [open]

ファイルを開きます。現在の作業ディレクトリに test.tcl がある場合は、

open test.tcl r

のようにファイル名だけでもOKですが、ない場合は、そんなファイルはないと、エラーになります。
他のディレクトリにある場合は、

open "C:/Program Files/Shade R4/Professional/SCRIPTS/test/test.tcl" w

のようにフルパスで指定します。r や w は、ファイルのアクセスモードです。
読み取り専用として開くか、書き込み用として開くかによって使い分けます。

r 読み取り専用
r+ 読み取りと書き込み
w 書き込み専用。ファイルが存在しない場合は新たに作成します。存在している場合は、空にして、書き込んだデータで上書きします。
w+ 読み取りと書き込み。ファイルが存在しない場合は新たに作成します。存在している場合は、空にして、書き込んだデータで上書きします。
a 書き込み専用。書き込んだデータは、ファイルの末尾に追加されます。
a+ 読み取りと書き込み。書き込んだデータは、ファイルの末尾に追加されます。

open コマンドは、ファイルへアクセスするチャンネルIDを返します。
開いたファイルの内容を読み込んだり、書き込んだりするのに、このチャンネルIDが必要となるので、
普通open コマンドを使う場合は、次のようにしてチャンネルIDを変数に記録しておきます。

set file_ID [open test.tcl r+]

としておいて、

set content [read $file_ID]

として、ファイルの中身を読み込んだり、

puts $file_ID "ファイルへ書き込む内容"

として、ファイルに書き込んだりします。書き込みや読み込みが終わったら、

close $file_ID

として、開いたファイルを閉じるのを、忘れないようにします。
2003.6.10(火) 12:52:36[編集]


Sakura Dictionary Ver. 1.09a
Scripted by UTANO Lime
(c)Pastel Carrot 1999-
All rights Reserved.