LPデジタル化計画 オーディオ 2015年10月26日 20:00   編集
長年使っていたパイオニアのパワーアンプM-90がとうとう壊れた。さすがに修理は無理ということで、引退してもらうことにした。30年間お疲れ様。

パワーアンプ更新にあたって、クリアしておかないといけないのは入力ソース切替の問題。
これまでパワーアンプを通して再生していたのは
  1. AVアンプからのメインスピーカー用ライン出力
  2. Dr.DACからの出力
  3. CDプレイヤーからのダイレクト出力
の3ライン。AVアンプからの出力以外は、パワーアンプでボリュームコントロールを行っていた。オーディオはAVアンプを通したくないが、映画見る場合はAVアンプから再生したいので、やはりライン切り替えは必要になると思う。
M-90は入力切り替えのセレクタがあったので、それを使っていたが、こうしたセレクタ付きのパワーアンプはあまりないと思う。これまでと同じ使い方をするには、パワーアンプと別にラインセレクタが必要になる。あまり安物買うと音質が劣化しそうだが、あまり高いのを買う余裕もないので、LUXMANAS-4IIIというラインセレクタ(\8,568)を購入。

肝心のパワーアンプは、NmodeX-PW1という1bitデジタルアンプを購入した。
先日壊れたリビングのオーディオの後継として買ったネットワークレシーバー ONKYO CR-N765SE とスピーカー DALI ZENSOR1の吉田苑チューン版が結構好みの音だったので、X-PW1-SEという吉田苑のリファインが入ったものにした。吉田苑で試聴の上購入を決定。2か月先まで(10月まで)入庫がないということだったが、入庫するまで試聴用のX-PW1を貸してくれるということで、ありがたく借りて帰る。

X-PW1はかなり小さくて軽い。幅高さ奥行きともM-90の半分ぐらいしかないし、重さも7分の1以下の2.9Kgしかない。出力も22Wと、10分の1ぐらいしかないが、聴いてみると、パワー不足はまるで感じない。むしろ音的には力強い印象。メインスピーカーのBOSE363はもともと中低域がボワッとした印象だったが、かなり締まって聴こえるようになった。もともと気に入っていた高域の女性ボーカルなどは変わらない。意外と363とX-PW1相性がいいのかもしれない。
363ももう20年、そろそろ引退かなと思っていたが、この分だとまだまだ頑張ってもらえそうだ。
1bitデジタルアンプは効率がいいのが特徴ということだが、確かにガンガン鳴らしてもほとんど熱が出ない。

Nmodeというのは、あまり聞かないブランドだが、福岡にあるリリックというメーカーが作っているブランドだ。昔シャープで1bitデジタルアンプを担当していた技術者が作った、割と新しい会社らしい。
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