LPデジタル化計画 2017年01月26日 20:00   編集

今さらながら、パススルー再生について

HDMIでサラウンド出力

WOWOWで録画した映画などの音は5.1Chサラウンド形式になるが、これを普通に再生したのではサラウンドにならない。これまでオーディオ出力デバイスはDr.DAC2しか使っていなかったが、これがパススルー出力できない。出来るという説もあるのだが、今のところウチでは出力できていない。
設定でどうにかなるのかもしれないが、下手にいじってDr.DAC2のメインの用途であるオーディオ再生に影響が出ても困るので、サラウンド再生にはHDMI出力を利用することにする。

古いビデオカードだとパススルーに対応していないものもあるが、ウチで使っているビデオカードはいちおう対応しているようだ。これまで映画を観るときは、PCから直接テレビにHDMIでつないでいたのだが、これをAVアンプ経由で接続することにする。
PCとAVアンプがちょっと離れているので、長めの5mのHDMIケーブルを購入。AVアンプのTX-SA805はHDMI入力が3個あるので接続に問題は無い。というか、最近ブルーレイレコーダーも全然使っていないので、ブルーレイレコーダーからの入力と入れ替えてもいいくらいだ。
AVアンプのTX-SA805ではHDMIから入力した映像と音声はそれぞれ独立して入力ソースに割り当てることが出来るので、設定を変更する必要がある。これまでDACからの光デジタル入力の音声のみ設定していたAUX1に、新たに接続したHDMI3からの映像、音声を割り当てる。このおかげで、テレビの入力切り替えもAVアンプで出来るようになった。

PCの設定

PC側の設定も必要だ。
まず動画ファイルを再生するプレイヤーの設定を、パススルー再生を行うよう変更する。TVTestの場合は、「設定」ウインドウの「音声デバイス」を「デフォルト」から「TX-SA805」に変更する。そして「S/PDIFパススルー」で「常にパススルー出力を行う」を選択する。他の動画再生ソフトも同様の設定があるので、パススルー再生を行うよう設定する。

さらにffdshow audio decoderの設定画面のパススルー出力もチェックしておく。
ウチの場合はK-Lite Codec Packをインストールしているので、そのConfigrationから「ffdshow audio decoder(x64)」の設定画面を開く。
「output」タグの「パススルー(S/PDIF,HDMI)」で「Dolby Digital(AC3)」や「DTS」などをチェックしておく。
念のためにffdshow audio decoder」の方も同様に設定する。
これでTVTestで再生した場合、HDMI経由でパススルー再生されるはずだが、Dr.DACでステレオ再生した直後など、音声出力デバイスがDr.DACが選択されたままになる場合がある。
そういう場合はスピーカーアイコン右クリックで再生デバイスを選び、サウンドウインドウでTX-SA805を選び、「既定値に設定」を選択する。

また、オーディオ再生から映画再生に切り替えた場合、パワーアンプへの入力セレクタをDr.DAC2からAVアンプへ切り替え、パワーアンプのボリュームつまみをMAXにするという作業が必要になる。同様に映画を見てからオーディオを聴きたい場合は、逆の操作を行う。
ちょっと面倒だが、これくらいの手間は仕方ないだろう。

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