LPデジタル化計画 2009年04月20日 10:36   編集
フォノイコライザーも届いたので、いよいよ録音を試してみる。
レコードをジャケットから出すのは本当に久しぶり。保管には気を遣っていたので、特に問題はないようだ。ジャケットを入れていたビニールカバーには、相当なほこりや汚れが付着していたが、ジャケットに傷みはなく、中の内袋もレコードも、10年以上前と変わらない状態に見える。面倒でも内袋、ジャケット、ジャケットカバーを違う方向に入れていたのがよかったのかもしれない。

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プレイヤーで再生してみる。プレイヤーのマニュアルによると、ターンテーブル静止状態でトーンアームをセットし、ターンテーブルを回転させてからアームをリフトダウンさせるよう書いてあるが、この方法だとリフトダウンさせたときに、針が盤面外に落ちてしまうことがある。このため私は、ターンテーブルを静止させた状態でリフトダウンし、手でターンテーブルを少し回転方向に回し、針が溝にはまったのを確認してからターンテーブルを回転させることにしている。この方が針や盤面にかかるダメージも少ないと思うのだが、どうだろうか。

録音を始める前に、入力レベルの調整が必要だ。LPの表面を見て音量が大きそうな部分(溝の振れが大きく白っぽく見えるところ)を再生してみて、入力信号がピークで0dBあたりに来るように調整する。入力レベル調整しながら録音するなんて、20年以上前、カセットデッキに録音していた頃以来ではないか・・・
その頃は確か0dBを時々超えるくらいという感じでレベルを合わせていたような気がする。24bitではダイナミックレンジが広いので、0を超えないぐらいにしておいてもいいのかなと思う。(調べたら、デジタル録音の場合は、0超えたら確実に音がひずむので、絶対超えてはいけないらしい・・・)
スピーカーの音はAVアンプから出しているが、AVアンプのボリュームはリモコンで素早く上げられないので、針を落とした後、ある程度まで上げておくことにする。音が出たら自動的に録音がスタートするモードを使用。

CarryOnMusicのユーザーインターフェイスは、オンキョーが開発に関わっていることもあってか、メタリックな音響機器風のデザインになっている。しゃれているが、使えるボタンと使えないボタンの表示がわかりにくい。一見ディム状態かなと思うようなグレー表示のボタンでも、マウスオーバーで表示が変わり、押せそうな表示に変わる。どうも現在使用中のボタンがアクティブっぽい表示になり、それ以外のボタンがディムっぽい表示になっているようだ。やはり、押せるボタンがアクティブ、押せないボタンがディム表示の方がわかりやすいのではないか。また、インジケーターもオンなのかオフなのか、直感的にわかりにくい(たとえば、ランダム再生や録音待機)。慣れれば問題ないのかもしれないが。

録音が始まったら、あとは音楽を聴きながらゆったりと待つだけだ。演奏が終わって針がレコードの最内部に来ると、ぶちっというノイズが入るので、そうなる前に最後の曲が終わったらアンプのボリュームをミュートする。(録音には関係ないし、よほどの大音量で聞いていない限りスピーカーにダメージを与えるということはないと思うが、習慣?)面倒なので入力レベルはそのままにしておく。レコードの裏を続けて録音する際、絞ってしまうと、どこに合わせていたのか忘れてしまうから。プチッというノイズも録音されてしまうが、どうせ曲の前後はフェードイン、フェードアウトなどの処理をする。
PL-70L2は演奏が終了すると、自動的にアームをリフトアップしてターンテーブルの回転が止まるようになっている。CarryOnMusicの録音も無音状態が続くと自動的に止まるようになっているようだ。録音中に眠り込んでしまっても問題ないということだ(^^;
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