LPデジタル化計画 2009年04月20日 10:31   編集
デジタル化のためには、まずはアナログできちんと再生できなければならないが、それがまず問題だ。調子が悪くなって、ほったらかしにしていたプレイヤーの状態をチェックしてみる。プレイヤーは20年以上前に購入したパイオニアのPL-70というもの。トーンアームがS字タイプのものと、ストレートタイプのものがついていたが、カートリッジの交換が簡単にできるよう、ストレートアームを追加購入して、それぞれシュアのV15type4(MM)、オーディオテクニカのAT33E(MC)というカートリッジをつけていた。

ターンテーブルの回転や、アームの動きに特に問題はないようだ。再生してみると、やはり音が出ない。AT33Eは右チャンネルしか音が出ず、V15は両チャンネルとも出ない。接点の接触不良の可能性が高い。不良箇所特定のため、カートリッジをお互いに交換してトーンアームに取り付けてみた。ついでにカートリッジのピンとリード線、トーンアームの接点を接点復活剤をつけた綿棒と爪楊枝で磨いて復活を試みる。
取り替えた状態でテストしてみると、AT33Eは両チャンネルから出るようになったが、V15は相変わらず出ない。V15が死んでいるようだ。

となると、また悩ましいことに・・・

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ウチでは上の図のように、プレイヤーは、オーディオ用のプリメインアンプのプリ部を使っていた。これはウチのAVアンプには、ヘッドアンプも昇圧トランスもないので、MCカートリッジが使えないためだ。映像無しでオーディオのみの場合は、AVアンプよりオーディオ用のアンプの方が多少音がいいのではないかとは という思いこみもある。ところがこのプリメインアンプも古いもので(アキュフェーズ E-301)、しばらく使っていなかったこともあってか、バリコンがバリバリいってまともに音が出るポジションが少ないし(2回ぐらいバリコンの交換をしたことがあると思う。)、音もさすがにくたびれてきているようだ。このメーカーでは古い製品のサポートもしっかり行ってくれるようだが、20年以上前の製品なので、最低でも4万から7万は修理代がかかるようだ。うーん、それだけ払うとなると、MMカートリッジのいいのが買えそうだ・・・

MMカートリッジを買ってAVアンプにつなぐか、プリメインアンプを修理してMCカートリッジを使うか・・・
うーん、どっちがいいのだろう。

AVアンプのフォノイコライザーっておまけみたいなもののような気がするので、できれば使いたくないような気もする。MCカートリッジを無理矢理つないで聴いた状態ではよくわからなかったが・・・(ボリュームをものすごく上げると、小さく音が聞こえないことはないが、かなりノイズ混じりになる)。
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