LPデジタル化計画 2009年04月20日 10:34   編集
SE-U55GXの特徴だが、24bit/96kHz(量子化ビット数24bit サンプリング周波数96kHz)という高音質なフォーマットで取り込めるらしい。CDが16bit/44.1kHzということで、ダイナミックレンジでCDの256倍、高音域がCDの2倍の48kHzまで再生可能らしい。
CDの44.1kHzというサンプリング周波数は、人間が聞こえる高音は20kHzまでということで、20kHzまでの高音が記録できる44.1kHzになったらしい。

量子化ビット数、サンプリング周波数などというと、難しそうだが
音の波形を考えると、量子化ビット数というのは縦軸方向の音の強弱をどれくらいの精度で記録するかという目安と考えていいだろう。
16bitだと 2の16乗 = 65536
24bitだと 2の24乗 = 16777216
ということになる。24bitになると、256倍に精度が上がることになる。

サンプリング周波数というのは、横軸方向にどれだけの精度で音を記録するかということになる。44.1kHzは1秒間を44100分割して記録することになり、96kHzだと96000分割する。こちらは2倍ちょっとの精度ということになる。
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44.1kHzのサンプリングでは、周波数の高い信号部分では、オリジナルの波形を再現できない場合があるが、96kHzのサンプリングでは、そのような高周波の信号でもオリジナルに近い波形を再現できる可能性がある。
1.gif

ダイナミックレンジについては、確かに広いに越したことはないと思うが、周波数レンジについても、実際の楽器には20kHzを超える音も出しており、それを再現することによって、音というよりその場の臨場感のような微妙な雰囲気を醸し出すことが可能になるということらしい。アナログレコードには20kHzを超える高音も記録されていて、CDよりレコードの方が音がいいというオーディオマニアの主張の根拠にもなっているようだ。

私は決して耳がいい方ではないし、年とっていくほど、聞き取れる高音域も範囲が狭くなっていくということなので、だいぶ狭くなっているかもしれない。また、いくら音源の情報量が多くても、再生装置が再生できる範囲を超えていては意味がないかもしれない。さらに、いくら高音質でデジタル化したとしても、元のアナログの音を超えることはない。つまり、レコードから取り出す段階で音が劣化してしまったら、いくら高音質のフォーマットでデジタル化しても意味がないということだ。
・・・で、どうしようか迷ったが、24bit/96kHzでデジタル化することにした(^^;;
試しにレコードから取り込んだ音を24bit/96kHzのwavファイルに保存すると、16bit/44.1kHzの2倍ぐらい容量を食うようだ。LP1枚分で1GBちょい。まあ2倍ぐらいで収まるならいいか。
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